FL200mm F4.5は、あまりに長すぎるので、お散歩には主にFL 135mm F3.5を連れ出しています。それでも35mm換算で216mmですから、長い!



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/80s / ISO125 絞り優先AE]

雨に濡れたナンテンの葉を狙ってみました。望遠ですから、とにかくボケるので、緑の中で狙ったものを浮きだたせるのは得意なようです。ただ、1.5mの最短撮影距離がマクロ的な使い方を難しくします。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/640s / ISO100 / 絞り優先AE]

梅に鶯、ならぬ、小松組(コマツグミ)です。鳥といえば500mm以上の巨砲で狙うものですが、人の近くで暮らす鳥なら、このくらいのレンズでちょうどいいです。ただしMFなので、チャンスを逃さず撮るのは大変。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/4000s / ISO100 / 絞り優先AE]

梅雨時の夕暮れは神秘的な景色を見せてくれます。雲間から差し込む日差しが複雑な陰影を作ります。広角で、広く捉えるのが簡単なんですが、丁寧にフレーミングして印象的な部分を切り出せたら、望遠も悪くないのかなと思いました。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/80s / ISO100 / 絞り優先AE]

近所の家が取り壊されて更地になったら、猫じゃらしが群生する見事な「空地」の体。土管が三本積んであれば完璧なのですが。群生する猫じゃらしの穂を横から狙いました。望遠レンズによる圧縮効果も狙っています。が、思ったほどではなかった。200mmの出番だったか?



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/125s / ISO100 / 絞り優先AE]

斑入りの笹を上から狙って切り取りました。186cmの身長が生きるところです。1.5mのワーキングディスタンスも、立って、地上付近を狙えばばっちりです。こちらは上手く圧縮効果が出ているように思います。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/200s / ISO100 / 絞り優先AE]

色が変わって花が最終形の緑色になっているアジサイを中心に撮ってみました。FLレンズはキヤノンS.C.コーティングがされていたと思うのですが、からーは安定していますね。寄れないので、むしろアジサイの全体を収めるような格好に。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/125s / ISO100 / 絞り優先AE]

壁を這う蔦を正面から狙いました。スクエアに切り取る望遠ならではの描写になっているのではないかと思います。



[FL 135mm 3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/80s / ISO100 / 絞り優先AE]

楓はこの時期種を付けます。その種を狙って撮りました。最初のナンテン同様、緑の中で種だけを浮き出させるのは望遠レンズの得意とするところでしょう。



[FL 135mm F3.5 / EOS M5 / f3.5 / 1/80s / ISO100 / 絞り優先AE]

キクラゲっぽいですが食べてみる勇気は在りません。前後にぼけを入れる望遠っぽい写真になったかなと思います。



[FL 200m F4.5 / EOS M5 / f5.6 / 1/80s / ISO125 / 絞り優先AE]

200mmの作例もちょっとだけ。雨に濡れたアガパンサスを日の丸構図で。珍しく5.6に絞ってます。間違いじゃないです。ピンがうまく来なくて絞りました。2.5mの最短撮影距離を取るのが大変でした。



[F 200m F4.5 / EOS M5 / f4.5 / 1/80s / ISO2000 / 絞り優先AE]

家の中で爆睡するペロを撮影。仕事机から狙うのにぴったり。望遠レンズをらしく使えた一枚です。

正直200mmの方は、使うの難しい。もう少し考えないとですが、135mmの方は、狭い画面に何を詰め込むのか、どう詰め込むのかというようなことを考えながら撮るので、広角でぱっぱとスナップを撮っていくのとはまた違って、面白いです。

暫くは、このレンズで遊ぼうと思っています。


FLレンズに手を出す - らくがき

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先日、所用がありまして、久々に横浜に出たので、カメスズによったのですが、ジャンクコーナーに、200円でFL 200m F4.5が売られておりました。また、その横には2,000円でFL 135mm F3.5が。

お散歩には広角寄りのレンズの方がいいので、オールドレンズに関しては、今までかたくなに望遠レンズには手を出さなかったのですが、200円という価格にぐらりと来たのです。

また、FD/NewFDとはまた違うレンズだっていうのもそそるのです。

絞り羽はきれいに動きますし、ヘリコイドも滑らかに動きます。先端が少しへこんでいますが、φ48なんていう変態サイズなので、フィルターを付ける気もないので良しとします。レンズをのぞくと、黒いぶつぶつがはっきりと見えますが、線状に白いのが広がっているよりはいいかと、購入することに。。135mmも一緒に買います。こっちはヘリコイドがやや重い以外は良好でした。

早速、帰って、200mmを前後に分解し、露出した四面をアルコールでふき取ってやると、あら、きれいに黒い斑点が消えました。ラッキー!前玉の名盤外して中も磨かないとかなあと思ったんですが不要でした。掘り出し物です。

実は、キャップと、レンズボディキャップがついていなかったので、ジャンクコーナから拾ってきたのですが、200円+100円でレンズより高かったです。

135mmの方もボディと前面、後面はアルコールできれいにふきます。コロナの時代ですから念入りに。

さて、それぞれ、35mm換算で320mmと216mmにもなる立派な望遠ですから、お散歩スナップにはなかなか難しいものがあります。

世の作例を探ってみようと、FL135mmとかFL200mmとかでググると、キヤノンミュージアムの他は、オークションや泥棒市場ばかりで、数例しか見当たりませんでした。

これは、自分で見出していくしかないかと、ペロの散歩に、雨が降ってなければ、持って行っていますが、なかなか、難しいです。画角が狭いのと、最短撮影距離が長いのとが、近くにあるものの撮影を難しくします。やはり離れたものを撮るのが正しいのかなあと、試行錯誤中です。


GPD Micro PC頓死と復活 - らくがき

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コロナの時代、皆様、いかがお過ごしですか? 三月頭から在宅勤務にシフトしたため、便利に使っていたGPD Micro PCの出番が激減しました。

先日、久々に電源を入れようとしたのですが、電池がすっからかん。充電、充電、と、充電ケーブルをつなぐも、あれ、充電されないんですけど?

これが、うわさに聞いた、過放電による頓死ですか......。

とりあえず、充電器をあれこれ変えて、どれかうまいこと充電してくれねーかなーと、思ったんですが、ダメでした。

仕方がないので、バッテリーを調達しようと思ったものの、天空のサイトでは「売り切れ」。なもので、Aliから恐る恐る購入しました。速攻で、発送連絡が来たものの、そこから、およそ一か月。忘れかかったころに、届きました。

箱がゆがゆがしているのは、中国からくる荷物では、もう、お決まりです。問題は中身なのですが......中身は問題ありませんでした。

バッテリーと、マウント用のパーツが入ってました。インストラクションの類は見当たりません。こんなキワモノ買うんだから、わかるだろう? ってことですかね。

まあ、ダメになったバッテリーを外して、新しいバッテリーを入れればいいわけですから、みりゃわかるだろうと、作業を開始しました。

裏蓋は、ねじ五本で固定されており、隠しねじなどないので、とっとと外します。SSD交換でも通った道です。

爪が結構がっつりはまっているのと、RS-232CのDSUB 9pinコネクタ回りが外しにくいことだけ気を付ければ、とりあえず裏蓋は外れます。

バッテリーは、デーンと鎮座しているので見間違いようもありません。フレキの端子はネジで基板にとめられています。フレキ用の差込口とかではなく、端子と一体になった固定具をねじ止めです。あとは、バッテリー自体が、両面テープでべったり貼り付いているので、恐る恐る、かつ、無理無理はがします。

ここで、端子の形状が新旧で違っていることに気づきました。

新しい方は、固定具が別パーツになってるんですけれど⁈......おい、これ、ちゃんと位置合わせできるの?
とはいえ、やるしかないので、両面テープでバッテリーを本体に貼り付けたあとで、フレキをそれらしい場所にそっと置いて、上から付属してたプラスチックの固定具で押さえて、ねじで固定します。
ここで、とりあえず、電源を入れてみると、無事起動。バッテリーは残量60%程度でした。

USBケーブルをつなぐと、充電インジケータもつきます。煙が出たり、変なにおいがしたりもしないですから、なんとなく大丈夫そうです。かなり大雑把なつくりといえるでしょうw
交換してから二日ほど経過shましたが、とりあえず、今のところ問題なく動いていますし、このブログもこのPCで書いています。
GPD Micro PCユーザでバッテリーが死んでしまった方で、一か月くらい気長に待てる人は、Aliから調達して交換するのもアリではないかと思います、Aliだけに。
なお、代替バッテリーの調達も、自力での交換も、自己責任でお願いします。天空やリンクスから買われた方は、そちらに問いあわせて、修理してもらう方がいいかと思います。

ichigo hubの完成? - らくがき

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Ichigo Dyhookで運用するのに、持ち運びが不便な、外付けメモリをピンヘッダ経由で接続したくない!

……と、いう気持ちで始めた、ichigo hubプロジェクトですが、前回公開したバージョンではIchigo Dyhookの外部電源入力端子を潰してしまうことが発覚。

急遽、無理やりUSB microBのコネクタを後付けして、ichigo hub経由で電源供給可能なことを確認。どうせ、電源供給するなら、キーボードとビデオの出力もつけちゃえと、雑にコネクタを増設したら、キーボードと外付けメモリが物理的に干渉してしまい、同時使用に難ありということが発覚し、三度目のPCB発注に至り、ようやく、期待した通りのものが出来上がりました。ガーバーデーターはこちら。そのままElecrowに発注可能な形式です。

長かった……だが、楽しかった。

電源端子はメモリ用コネクタの横に、キーボードはビデオ出力と並びに。コネクタはUSBですが、PS/2プロトコルが使えるキーボードのみ接続可能なのは、Ichigo Igaiなどと同様です。USB-PS/2変換も乗せようかとも思ったのですが、やりすぎかと、思いやめときました。

Ichigo Dyhookにつないでも、または、キーボードとビデオケーブルでテレビをつないでも動作します。

むき出しで使うのはちょっと……と、いうむきには、ケースも用意しました。STLファイルはこちら。10mmのM3ネジとM3ナットx3で固定しますが、なくても簡単にははずれなと思います。よかったらどうぞ。


モバイルディスプレイ - らくがき

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来週、一週間を在宅勤務に切り替えたので、自宅での作業用にと、モバイルモニタを購入しました。アマゾンのタイムセールで14,000円ほどになっていたので、決めました。

サイズは14インチでHD解像度(1920x1080)になっています。フットプリントとしては、SONYのVAIO Z2 ー 13.3インチ ー とほぼ同じです。こちらも、当時、奮発してHD解像度の液晶を搭載したので、画面のサイズも解像度もほぼ同じということになります。

残念ながら、VAIOは2011年製のため、USB Cの口はないため、モニタとの接続は、USB Aから給電して、HDMIでつなぐことになります。ケーブル一本では運用できません。

ま、仕事で使うPCはこれではなく、会社支給のDELLで、ほぼ同じフットプリント。しかもThunderbolt対応のUSB Cありですので、ケーブル一本で接続完了です。

購入時に、レビューでは、USB C一本で接続できる場合が厳しいみたいなことが書いてありましたが、社用PCがつながればまあいいだろうということで、ほかはつながればめっけもの位の気持ちで買いました。とりあえず、社用のPCの接続テストをした後、VAIO Z2、Surface Go、そして、GPD Micro PCという手持ちの、すぐ動く状態になっている普段使いのPCをつないでみたいと思います。

まずは、VAIOの接続例。

画面サイズ的にも大変しっくりきます。どちらもノングレア処理のされたIPS液晶なので、見た感じもそろっています。どちらもタッチパネルでないのも統一されてていいです。こいつのセカンドディスプレイとして普段は使う感じかなあと思ったり思わなかったり。

IPS液晶らしく視野角も広く、ほぼ横からでもバッチリ見えます。のぞき見が不安になるくらいです。光沢がないので、紙のようでもあります。

続いて、Surface Goとの接続。


これも、これでありな感じです。本体側がタッチパネルなのに、ディスプレイ側はタッチじゃないのがやや気になりますが、よく考えてみると、本体側のタッチもあまり使わないので、問題なかったです。

Surface Goは、ほかのSurfaceシリーズと異なりUSB Cを搭載していますが、どうせThunderbolt非対応だろうと思っていたら、対応してて、ちゃんとUSB C一本で運用できてびっくりしました。ディスプレイ側のUSB PDのコネクタに充電ケーブルを差し込むとちゃんと充電もされます。

本体側のパネルは光沢仕上げなので、映りや色味がやや違いますが、まあそれはそれです。

最後に、GPD Micro PCに繋いでみました。


なんていうか、セカンドディスプレイにするより、本体は閉じて、USBキーボードとマウスつないで、メインディスプレイとして使う方がいいかもしれないくらいの感じですが、小なりといえど、二枚ディスプレイがあるのは、悪くないという気もするので、これもまあありかもです。USB Micro PCもお値段なりでThunderbolt非対応だろうとなめていたら、これも対応していました。つか、世の中に、Thunderbolt非対応のPCなんてないんじゃないかというくらいの感じなんですが、レビューの、厳しいっていうのは何だったんだろうかという感じです。

値段を考えても、非常によいディスプレイじゃないかと思います。山田祥平氏のように23インチくらいないとダメだよという人でもない限り、モバイルディスプレイとしては悪くないチョイスだと思いました。何より安いしね。

ちょい足し - らくがき

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最初は、意識していたんですが、デザインをいじっているうちにすっかり失念してしまったのが、Ichigo Dyhookの外部電源ポート。がっつりふさいじゃっていますね。

まあ、電池で運用すればいいといえばいいので、それでもいいんですが、あったものを使えなくしてそのままというのもイケていません。

そこで、後付けで、USB Micro B(メス)のコネクタをくっつけてみることに。

右の写真のように、表面実装型のコネクタを持ってきて、レジストをちょいちょいとはがして、そこにGND側の足を半田付け。ほぼこいつだけで、固定する格好で、反対の足は、R1のVCC側の足につないでやります。

これだけ。上手くいったので、あとで、CADデータとガーバ-データを直しておこうと思います。

ケースも、こいつを露出させるようにしないといけませんから、ちょっと修正しました。

で、カバーして、USBケーブルをつなぐと無事に動きました。なお、このポートからの給電に関しては、本体側のスイッチが効きません。本体のスイッチがオフでもケーブルをつないだ瞬間に電源が入って、Ichigo Dyhookが動き出します。

なので、OFFにするには、USBケーブルを引っこ抜くしかありません。CADにはスイッチも追加しておきますかね......。それでも、本体側のスイッチが機能しないことに変わりはありませんけれど。

一応、Ichigo Dyhook動作中に、メモリモジュールを抜いたり刺したりしてみましたが、問題なく使えました。壊れませんでした。勿論、こういうことを推奨するわけではありませんし、万一壊れても責任は負えませんが。

アクセス中に引っこ抜くのも読み込み中なら大丈夫そうでしたが、書き込み中にやれば当然データは壊れると思います。やっちゃダメです。

FILES0で一覧を取得しているときに引っこ抜くと、FILESの出力が止まり、差し込むと再開しましたが、やらないほうがいいと思います。

こちらも、ガーバーデータと、STLファイルを置いておきます。STLファイルの方は、うちのアマゾン最安の3Dプリンターでは4.5時間くらいかかりましたので、覚悟して印刷してください。

STLは見ての通り、圧電サウンダー用の穴が開いています。圧電サウンダーつけない人には不要です。逆に、EEPROMを実装している場合に、書き込み可否の制御用のジャンパーなりスイッチなりにアクセスするための穴はあけてありません。完全、私仕様です。

圧電サウンダーの上をふさいでしまったら、Ichigo Dyhook本体と同じことになってしまうので穴必須です。

ねじはM3ねじ10mmで固定することを想定しています。裏面は M3のナットがきっちり、そうキツキツにはまる穴が掘ってあります。ぐっと押し込めばもう取り出すのが大変なくらいにピタリとはまりますw

ガーバーデータは、もちろん、Elecrow向けです。二層で、こちらは無意味にスルーホールを使ったりはしていません。実装には、最低限、基板用のUSB A(メス)x2 + USB A(オス) x2が必須です。EEPROMを外付けするなら、USB A(メス)はもう一つ必要です。圧電サウンダーについては、お好みです。Ichigo Jamに同梱されている奴がそのまま使えるはずです。EEPROMは1024kbitのもののみサポートです。2.4kΩの抵抗x2も必要です。シルクパターンを見ればわかるでしょう。ジャンパーまたはスイッチで、書き込みコントロールをしますが、面倒ならもう書き込み側にショートしてしまうのもありでしょう。

各コネクタのピンアサインは、Ichigo Dake/Ichigo Dyhook に接続するポートはそれぞれ、その仕様になっています。EEPROMの差込口は、当然、そのピンアサインになっています。詳しくは前記事を参照してください。

欲しい人がいるかどうかわかりませんが、せっかく作ったのだから、置いておこうかと思います。STLファイルとかガーバーデータとかを。

ガーバーデータはElecrowのPCBサービス用の形式でまとめてあります。そのままポイっと出すと、制作されて帰ってきます。二層です。

意味もなくスルーホールとか使ってありますが、初期の版では、USBのコネクタが表面実装型の部品になっていた関係でそうなっています。手配線なのであまりきれいではないし、電源も細いまま行っちゃってます。

STLファイルの方は、まあ、そのまんまです。上と下とがぱっとかぶせる形です。一応、一か所M2のねじで留められる穴が開いてますが、面倒くさかったので、タップねじで、ねじ込むことを想定しています。

まあ、ねじ込まないでも大丈夫そうですが。

完成すると、写真のようになって、もうすっかりUSBメモリみたいな感じです。

実装する部品としては、1024kbitのEEPROMと2.4kΩの抵抗x2、書き込み可否の切り替え用のスイッチなりジャンパーなり(書き込み可固定でいいなら、シルクのW側にショートさせてしまえばいい)と、あとは、USB Aのオスです。シルクに従って部品置いてはんだ付けするだけですので特に難しいことはないでしょう。ICソケット使えば熱に弱い部品もないので、気楽にはんだ付けできるかと思います。512k/256kなどのEEPROMは3番ピンのパターンを削ってGNDに落とさないと使えません。

USB Aのピンアサインは、一般的なI2Cのそれとは違い、両端に電源/GNDを配置するUSB準拠の配置になっていますので注意してください。活線挿抜が行われるかどうかはわかりませんが、一応、そういうことをしてもダメージが来ないようにしてある感じです。

  1. VCC
  2. SDA
  3. SCL
  4. GND

当然、これを差し込む、IchigoHub側のピンも同様です。勿論、電気的にはUSBデバイスではありませんので、USBポートに刺しても機能しません。ただ、電源ピンをそろえてあることで、壊れたりはしないんじゃないかと思います。とはいえ、保証できませんので、試さないで下さい。壊れても責任は負えませんので、悪しからず。

Ichigo Dyhookに Ichigo Dakeを挿入して使う場合、外部記憶は、Ichigo Dakeのピンに直接接続していく必要があります。でも、これ、すごく不便。何しろ、ピンヘッダ経由で I2C用の接続を行うために、まず、Ichigo Dakeにピンソケットをつける必要があるし、まあ、何をするにもピンソケットは必要だからつけるのは良しとしても、ピンソケットをEEPROMモジュールへとつなぐ部分はどうやってもそれなりにかさばるし、ピンのとげとげが邪魔だし、そして、ピンってそんなに頻繁に抜き差しするようにはできていないので、曲がったりすると、これまた面倒だという問題点があります。

なにより、スリムな付属の鞄に収めるのが難しいという、問題があります。

そんなわけで、Ichigo Dakeと Ichigo Dyhookの間に挟まって、EEPROM用の口を外だしする基板を作ってみました。ついでに、ケースに密閉されていまいち音が出ない圧電サウンダー用のピンも出してみましょう。何なら、EEPROMはいくつもいらないよ、というのであれば、もう、この基板上に直付けできるようにもしておきましょう......と、とりあえず、欲張った作りにしてみました。

EEPROMを差し替えにする場合用に、EEPROMモジュール用の基盤も作りました。USBのコネクタを持っていますが、USBメモリーとしては機能しません。この基板専用です。ピンアサインも、活線挿抜してもいいように、1と4の両端にVccとGNDを入れるUSB風の配置にしてありますので、多くのI2C用のデバイスと並びが違っています。

接続した状態はこんな感じです。あんまり出っ張らないように、手前にIchigoDake、奥にメモリモジュールが出るようにしてあります。

これで、トゲトゲした、ピン付きのメモリモジュールを持ち歩かなくてよくなりますので、取り回しがとてもよくなります。また、圧電サウンダーを外出しにしたので、音がよく聞こえるようになりました。

これ欲しい、という、方がいらっしゃるようなら、ガーバーデータを公開しようかと思いますが、どんなもんですかね?

こんなけったいなものはいらないですかね?

なお、付属の鞄のポケット部分にすっぽり入るので、非常にイイ感じです。

個人的には大満足。

発注を Elecrowにした関係で、両方とも10枚ずつできてきちゃってますけれど、さて、どうしたものか......。