いよいよ、最終章となりました。週刊マクドナルドの1,000円バーガーシリーズ。
もう、書かなくても、賢明なる読者諸氏にはおわかりのこととは思いますが、はい、これも基本的にはマクドナルドテイストです。
ソフトフランス風のバンズはそれでも、結構薫り高いし、チョリソは侮りがたいくらいピリッと辛みがあり、風味も豊かでした。アボカドソースも結構美味しかったですし、全体のマッチングも非常に良かったと思います。
そういう意味では、三つの中では最も出来がいいんじゃないかとわたし個人は思いました。
但し、1,000円の価値という点から見れば、残念ながら、「マクドナルド」テイストであること。野菜が極端に少なくバランスが悪いこと、などなどを勘案すればやはりファミレスなりへいった方がずっといいだろうと言うことに変わりはありません。
結局の所、マクドナルドはデフレの勝利者でしたが、そこで自らに付いた「やっすい」ブランドイメージが、足かせになってしまっていることと、アメリカは知りませんが、日本人は食のバランス、健康志向というものへの意識が高く、バランスの悪いマクドナルドが、競合する他の商品に比べて競争力が低いと言うことを改めて認識させてくれたシリーズではないかと思います。
1,000円という価格設定をしたら、脱マクドナルド的な商品にすべきだったと思うんですけれど、美事なまでにマクドナルドの延長線上で勝負してきたので、そこも不味かったような気がします。全ては後の祭りですが……。
snapper
最後までレポートありがとうございます.
普通はこの手の期間限定ものは,赤字覚悟のクオリティで攻めてくるものですが,
マクドナルドの延長戦で来るとは,これも何かのメッセージなのでしょうか?
#これから100年,変わらない味をお届けします:-(
hiro
マクドナルドは、まずは来客数を伸ばさないことには、どうにもならない体質なので、話題づくりなのでしょうけれど、ちょっとどうかなというのが正直なところ。
客単価を上げて収益を伸ばそうとしても、デフレ時代に付いたイメージを払拭するのは難しく、また、本質的に、健康的なメニューになってないという問題もあって、選択肢が他にあるなら選ばれないという状態になっています。
これからの10年も変わらない味だとしたら、アベノミクスで景気が好転するのであれば、マクドナルドは、10年以内に日本から撤退なんてことがあっても少しも不思議ではないように思います。