はい。今週もネタの時間がやって来ました。マクドナルドの1,000円バーガー第二弾。BLACK DIAMONDです。
袋、化粧箱は前回と全く同じ。30万×3セット作ったんですね。金の帯は今回も入っていたので、前回のGOLD RINGは、やはりパイナップルから来ていたんですね。
そして、今回のBLACK DIAMONDは、言うまでも無く、黒いダイヤ……トリュフから来ているのでしょう。
が、ぶっちゃけてしまえば、CMで「トリュフ?」と自ら表記しているように、はっきり言えば、トリュフの味どころか、トリュフの存在だって定かではありません。
内容物は、マッシュルーム、オニオン。そして売価30円のチェダーチーズとは違うぞというのでしょう。エメンタールチーズ、トドメはマクドナルドのクォーターパウンド・パティ。
味は、かなりマッシュルームが強く主張していて、その点で前回よりマクドナルド風味が薄れています。マッシュルームは美味しいですが、キノコが苦手な人には少々難物かもしれません。尤も、キノコが嫌いならトリュフを売りにしているバーガーなど頼むなと言う話ですけれどね。
ブリオッシュは柔らかく、甘みも感じられるよいデキですが、その分、バーガーの背の高さは下がってしまい、従来の、メニュー写真に比べて著しく背の高さのたりない、マクドナルドらしいハンバーガーの姿になっています。
メニュー写真であれだけ背が高く出来るのなら、実際の商品もそうしろよと、常々思っているのですけれど。いえ、1,000円バーガーだけでなく、レギュラーの、ビックマックとかダブルチーズバーガーとかそういうのも、メニューの写真見て実物見ると、がっかり感がとても高いですから。バーガーの背は高くないのに、いや、背が高くないから、ですけれど(ばか)。
トリュフ?に関して言えば、ご覧の通りの存在感で、なにをかいわんや。
これで味わえといわれても、マッシュルームや、パティの主張が強すぎて正直、わかりません。
まあ、原材料に使っていますよ~的な話ですね。わたしのような味音痴ではなくグルメな方ならこの存在をきちんと認識できるのかも知れませんので、グルメを自認されて、ネタに1,000円払ってもいいという方は是非トライを。
なお、繰り返しになりますが、前回よりは、マシになったとはいえ、カウボーイ家族で肉喰った方がずっと満足感が高いという点は何ら変わっていません。マクドナルドにこの価格帯の価値がないと言うことを非常に強く印象づける製品だというのは、変わりないように思います。
無駄な過剰な装飾は廃して、パティから完全に別物といえるくらいのものにしないと、1,000円という値段に見合う価値を感じさせることは難しいんじゃないかな? 誰に聞いても「箱と袋に金かけ過ぎだろう」といいますしね。
本当に、マクドナルドはどこへ行こうとしているのでしょうね。これ、このまま続けても、失うものはあっても、得るモノはないような気がしますが……。
とりあえず、ここまで来たら第三弾にもトライしますけれどね、多分。
snapper
毎週レポート楽しみにしています.
なんか,「カウボーイ家族」ってどこにあるの?という方が気になってしまいました.近所には無いみたいで残念です(ケンはいっぱいあるけど最近味が落ちた).
でも,本当にマクドナルドは,どこへいくつもりなのでしょう?
捲土重来のバーガーキングにやられますよ,このままでは.
hiro
カウボーイ家族はロイホの業態転換店舗なので、そもそもロイホが少ないために、本当に数が少ないですね。
ステーキかハンバーグに食べ放題のサラダバー(サラダ、フルーツ、プリンやゼリー、ソフトクリーム、パスタ、ライス、カレー、ポテトフライ、スープなど)が付いて、1,000円程度なんですよ。
ハンバーガのクオリティではマクドナルドは子どもたちの舌でも最底辺なので、彼らは相当に色々考えないと行けないと思います。ハッピーセットだとか、子どもの嫌いなモノは入れないとかそういうスタンスでは日本ではうまくいかない(日本人は健康志向が強いので)のは明白なので、ブランドイメージの改善のためにも、メニューを一から検討し直した方がいいと思いますよ。
ケンは社長が「美味しい肉が食べたいならうちには来るな」というようなヒトなので、やはり、いずれ、カウボーイ家族やフォルクスなどに淘汰されるような気がします。あそこもデフレの勝者ですがそれは、マクドナルド同様、「安いから我慢できる」というレベルの勝者ですので。。。