Ver 1.0.6から Ver 2.0.2への更新です。新しく発売されるEF-M 11-22mmへの対応の他、長らく待たれていた、AFの合焦速度の改善が含まれています。
アップデートは、SDカード経由か、EOS Utility経由で行います。とりあえず、満充電状態のバッテリーがないと文句を言われますので、バッテリーを満充電にしておきましょう。
ファームウェアの更新自体は数分で終了します。スイッチ切るなよ、とか書いてありますが、ソフトウェアスイッチなのだから、切れないようにすりゃいいじゃんと思うのはわたしだけでしょうか?
アップデート作業中は、何度か質問がありますが、基本的にはSETボタンを押すだけです。要するにOK以外の選択肢はなく、また、タッチパネルは機能しません。
さて、問題の合焦ですが、確かに全く違うと言っていいくらいに速くなっています。事前のレビューでは、位相差AFからコントラストAFに切り替わったあとのレンズの行ったり来たりがない感じ、とか書かれていましたが、そんなことはなく、行ったり来たりしますが、そこがもっさりしていないというか、相当に機敏にレンズを動かしてピンを取っています。最初からこうあるべきだったのではないかという感じです。これでこそステッピングモータで駆動している意味があるというモノでしょう。
なお、USMのEF-S 60mm F/2.8も、DCモータのTAMRON 17-55mm IF Asphericaも、それなりに合焦速度は上がっているようでしたが、まあこんなモノかなというレベルでした。
snapper
この件の事前アナウンスをみつけた時に,喜ぶだろうな,と思ってはいたのですが,効果があって良かったですね.
ステッピングモーターがふつうのモーターより速いという意味がよくわからないのですが,AFではそういうものなのでしょうか?
hiro
AFは劇的に早くなりましたが、多分コントラストAFでのモータ駆動のチューニングだけだったんじゃないかと思います。> やったこと
ステッピングモータは、ちょこまかと動かすのに、超音波モータやDCモータよりも向いているという意味です。狙った分をすぱっと動かしてぴたっと止めるという動きをするAFにはぴったりではないかと言う意味です。
多分、初版のファームは、USMやDCモータでの駆動も一切合切まとめた形で制御していたんじゃないかという気がします。要するに遅い方に合わせて動きを制御していたので、もっときびきび動かせるはずのステッピングモータでも動く・止まる・また動き出すみたいな動きになっていたんじゃないかと推測。違うかも知れませんが。
EOS 40Dをそろそろ更新かなあと思っているのですが、EOS 7D mkIIがなかなか来ないのですがEOS 70Dが予想以上(連写枚数も7枚/秒に向上している)なので、そろそろかなあ、なんて思っているのですが、さて。