驚異の関節可動範囲だ

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と、いうわけで、RG 1:144ガンダム RX-78-2を組み上げましたよ。脚一本組むのに一時間もかかるほど、外装パーツの多いモデルで、たっぷりと楽しめました。色も塗らないのに、これほど時間がかかるモデルもなかなか無いですよ。

比較のために、HG Ver.G30thの、お台場ガンダムと並べてとってみました。左がRGで、右がHGです。お台場ガンダムの胸部の色が濃いのは、僕の趣味です。本来は左のRGの色で塗るべきだったのですが、どうも軽く見えてしまうので……。

デカールや武装の有無はあるのですが、当たり前ですが、立たせた状態では、目を見張るほどの大きな違いはありません。

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違いは、やはり、RGが骨格構造に皮をかぶせていることで実現されているため、圧倒的に関節の可動範囲が大きいと言うことです。

ビームサーベルに手を伸ばすのも、HGでも出来ないことはないですが、RGの方が、人間がするのに近いポーズを取らせることが出来ます。やってみてもらえば判ると思いますが、肘を前に突き出して抜刀するHGのポーズは、やはりかなり不自然な感じです。

どうしても、肘関節がヒンジで固定されてしまっているHGでは、肘を横に出してしまうと、肘が直角を少し過ぎた辺りで止ってしまって、ビームサーベルにまで、手が届かないんですよ。

その点、腕周りの装甲が、内部の骨格の動きに合わせてスライドする構造になっているRGでは、肘をより鋭角にまで畳むことが出来るために、こういうポーズが可能なのです。イヤ凄い。

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凄いついでに。脚の各関節も、同様に非常に柔軟に曲げることが出来るために、HGでは決して出来なかった、正座だってさせることが出来るのです。

正座するRGガンダムです。流石に、プロポーション的に、太腿よりも、膝から下を長くとってあるために、かかとにおしりを乗せて座るような、正しい正座の姿勢こそとれませんが、それでも、驚異的な可動範囲で、正座……しちゃえるんですよ。

昔、アニメの中のガンダムのポーズを再現するために、先人たちが、大胆に外装パーツを切り取って、苦労の末に実現させていたあんなポーズや、こんなポーズだって、無改造で、キットのままで、実現させることが出来るのですよ。なんて凄いんでしょう。

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なお、RGの再現度は、体内にまで及んでいますので、ガンダムの空中合体シーンだって、こんな感じで、簡単に、Aパーツ、Bパーツ、そして、コアファイターに分離した後、並べてやれば、再現できてしまうほどです。

第二弾としては、MS-06S シャア専用ザクが企画されているようなので、またその再現度も、非常に気になります。

ガンダムと並べて、あんなシーンやこんなシーンもチョロく再現できるのかもしれません。いやあ、凄いなあ。