現存する天守閣はわずかに十二だとか。江戸時代、一国一城令。そして、廃藩置県での整理、二次大戦。多くの試練を経て今に残るそんな天守閣のひとつが、この国宝松本城です。先週末に行ってきました。
現存する城郭の中で唯一の層塔造りの天守閣。つまり、建物の上に建物を乗せたような望楼型ではなく、はじめから、塔として設計され作られた建物なのです。
そのため、土台部分からきちんとした方形と、一定の逓減率で上へと階を重ねていく必要があるのですが、北に張り出す乾小天守の関係でか、歪んだ形をしているために、補正をかけながら上へと重なっているんだそうです。ぱっと見には全然判りませんけれどね。
外観上は五層、しかし、二層目の屋根裏に当たる部分に武者だまりとして使われたという隠された第三層があり、中は六層構造となっています。鉄砲全盛の時代でもあり、壁も厚く作られ、高い防御力もあったとか。
訪ねた日は雨上がりの晴天で、空気も澄み、青空に黒い壁の城がよく映えて、とても素晴らしかったです。夏に行った、天守を持たない上田城も興味深かったですが、やはり、そびえ立つ天守閣は、いいもんですねぇ(^^;
snapper
松本城,若い(子供?)頃,何回か行ったことあります.
城内の階段の段差が結構高かった記憶があります.
日本人も戦国時代は体格が良かったとかいう話を聞きますが,その影響?
それにしてもこの季節に松本まで行かれるとは,立派です.
hiro
階段がものすごく急勾配でした。段の一つ一つも高かったですが、狭くもあったので、ヒトの上り下りで渋滞となっていました(^^;
子どもたちは登るのも降りるのも苦労していたようです。
この時期の城は底冷えがしました。今建てるなら、全館床暖房じゃないとダメダね、と笑いました(^^;;