今更なんですが、先週、某ウチワのSNSで、「餃子を食べに行った」という日記を書かれた方がいらっしゃいまして、マンハッタンで、どうにも餃子マインドが高まりまくってしまい、困ったことに。
したらば、「めんちゃんこ亭って、なくなっちゃった?」という啓示がなされ、そういえばそんなものもあったような気がすると、金曜日の昼に、ちょいと足を伸ばして行ってきました。
マンハッタンには、二軒、めんちゃんこ亭が存在しています。一軒は55thで、今一軒は45th。タイムズスクウェアから近いのは45thの方だろうし、ちょっとそのあたりに用事もあったので、45th & Lexington Ave.のお店に。
昼時だったので、割と混み合っていましたが、とりあえず、待たずにカウンター席へと通されました。めんちゃんこ亭なのだから、ちゃんこ鍋みたいなヤツを頼むべきだったのかもしれませんが、主題は餃子だったので、博多黒豚ラーメンと餃子を頼みました。
日本のラーメン店ならば、ささっと餃子が先に出てきそうなモノですが、そういう細かな気配り?のようなものはなく、しばらく待たされた後、ラーメンの方からやって参りました。
パッと見は、完璧な博多ラーメンチック。だが、ちょっとよく見れば、全然別物であることはすぐに判ります。まず、ニオイがほとんどない。まぁ、あの博多ラーメンのニオイを完全に再現してしまったら、欧米人は寄りつかないかもしれませんが、博多ラーメンを知っているヒトには物足りないことでしょう。
更に、麺が中太のストレートタイプ。多分、日本で食べるとすれば、リンガーハットのそれとよく似ている。博多ラーメンと言えば細麺ですから、これは正直ガッカリな部類。
おまけに臭いのないこのスープは、すすってみると、それなりに豚骨テイストなのだけれど、なんだかやたらとピリピリする。どんぶりの底に、レンゲがあたるとじゃりじゃりするほどの胡椒と、それから唐辛子が予めドーピングされている様子。辛いのはキライじゃないけれど、これは味を破壊しているので正直いただけない。つーかこれはオプションとして入れる量は客に任せてよ (/_T)
チャーシューは、でも結構よくできていた。肉に拘りのある国民性だからなのだろうか?でも脂身がとろけるようだかってアメリカ人に通じるんだろうか?赤身大好きな人たちだし、そんな繊細さが通用するようでもないし。
とかいうことを考えていると、ようやく主役の登場。餃子ですよ。五片は、まぁ、標準的な構成か? リンガーハットあたりなら6片だったような気もするが、それはそれか。
焼き加減はぱりっとして悪くなかったんだけれど、皮が白くないのはちょっと色的にイマイチだったかな。何で白くなかったんだろう?
具は、肉中心、というかほとんど肉しか印象に残らなかった。個人的には、もっと野菜っぽい感じがする方が好みなんだけれど、この辺も肉食民族への適応を果たした結果なのだろうか?
どこかのブログで、確実に、マンハッタンでは一番ちゃんとしたラーメン、とか書いてあったのを見かけたような気がするが、国内でこのクオリティでやっていたら、正直アブナイ感じだ(/_T)
それでも、確かに、マンハッタンという場所で食べられるラーメンとしては、少なくとも職場で隣に座っていた同僚のジャッキーが同じ日に、サッポロから出前していた、細長いプラ容器に入ってやって来たラーメンのようなモノよりは確実にラーメンだった。そういう意味では及第点。また、出張中に、こういうものが恋しくなったら行くんだろう、文句は散々書いたけれども(^^;
じみお
一風堂とか
http://www.ippudo.com/ny/
モモフク ヌードルバー
http://inojimania.jugem.jp/?cid=63
とかはどうなんですか~?
hiro
ああ、それじゃあ、それらは次回の宿題ってことで。