オートハーフの写真が上がってきました

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ジャンクを修理して試し撮りしていたリコー・オート・ハーフEですが、36枚撮りのフィルムで結局78枚撮れまして、先日現像に出したものが、上がってきました。長かった。まあ、フィルム1,650円+現像(データダウンロード)で1,350円と締めて3,000円也なので、たくさん撮れるのは喜ばしいことですが、何が撮れているのか(そもそも撮れていないのか)が現像終わるまでわからないフィルムカメラですので、長すぎるのも考え物です。とはいえ、ダイアナのように、「え、もう終わり?」というのもアレですが。

電柱.JPG

普段、写真を撮るときは邪魔に感じる電線ですが、あっちこっちへこれだけ分岐していると、これはこれでフォトジェニックな感じに見えます。フィルムのざらざらした感じが、デジタルのカリカリの解像よりも雰囲気を出しているように感じます。

コキア.JPG

近所の公園で見かけたコキアの植え込みです。発色はフィルム次第なのですが、なかなかいい感じではないでしょうか?

環二境木.JPG

シャッター速度が1/125s固定なので、自動車などの動くものはどうも苦手です。流し撮りすればそれなりに写るのでしょうけれど、今度チャレンジしてみようかと思います。

ペロ.JPG

フィルムで撮ると、なんというか、昭和テイストになります。今を生きるペロも、昭和の時代から抜け出してきたかのようです。

ハーフカメラは、普通に構えると縦位置になります。なので、ご覧の通り縦長写真が多くなります。横にするときは何らかの意図をもって横にしているので、デジタルの時より、構図を考えているような気買いします。尤もスマホに慣れている今どきの人たちなら、むしろ違和感なく、特に考えずに使うのかもしれません。

ピント位置は2.5m先、絞りは自動、シャッター速度は1/125s固定と、巻き上げは自動、サイズはたばこ箱サイズと癖はありますが、概ねあまり多くを考えずに持ち歩いて、気になった風景を切り抜いていくスタイルのカメラだと思いますので、ハーフでたくさん撮れるという性格ともうまくマッチしていると思います。

オリンパスPEN Sなんかもハーフで好きなカメラですが、撮るときに、ヤマカンで露出とピントを決定しないといけないので、撮るときにさらに手数が増えるので、オートハーフほど気軽には撮れません。(PEN EEとかなら似たようなスタイルで撮れるかと思いますが。)

シャッターを切って、ジージーと、ゼンマイが自動でフィルムを巻き上げていくのも、なんだかいとおしい感じがします。

累計300万台をうりあげたというだけあって、中古の流通量もそれなりにあるようですので、フィルムの入門用にちょうどいいんじゃないでしょうか?おすすめです。勢い余って二本目を入れちゃいました。