EOS RPとEOS R10

EOS_RP.jpg昨年末、EOS RPの後継機を待ち続けて、待ちきれなくなって、キャッシュバックキャンペーンに乗っかって、EOS RPを買いました。初めてのフルサイズデジカメはEOS RPです。

当時、主力カメラとして使っていたのはEOS M5。EOS RPはバッテリーがLP-E17で、このM5と共用できるので、RPをメインに、M5をサブカメラとして運用するスタイルを考えていました。

キットレンズのRF24-105mm F4-7.1 IS STMはわたしには十分すぎるレンズで、使い勝手もよく、2620万画素のフルサイズセンサーはEOS 6Dの焼き直しとはいえ、高感度にも余裕がありいいセンサーでした。IBISがないのとDiGiC 8なのがやや残念ですが、まあIBISはオールドレンズ遊びの時くらいしかいらないし、そもそもオールドレンズの大半は50mmより短いやつばかりなのでそんなに手振れに神経質になる必要もありません。

これにRF100-400mm F5.6-8 IS USMを買い足して、鳥をとったりしていました。望遠レンズが手に入ったこともあり、EOS M5 + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMの出番も少なく成ってきました。EOS M5はいいカメラですが、連写が少なくAFがしょぼいのです。いえ、スナップなら十分なんですが。

EOS_R10.jpgそうこうしているうちに、RFにAPS-C機が投入されました。EOS R7とR10です。

R7はIBISがあり、3200万画素あり、EVFが1.1倍です。一方R10はIBISがなく、2420万画素で EVFが0.95倍です。

でも、どちらもRAWバーストがあり、RF100-400mmをつけて鳥を狙うのにはもってこいな感じです。

最終的に、電池がLP-E17(またかよ!)で、値段が安かったR10をお迎えすることにしました。DiGiC Xだからか起動も速く、サブダイヤルのレイアウトがEOS RPと同じで、どちらを持っていてもあまり違和感なく使えるので、EOS RPをスナップ、EOS R10を望遠と使い分けるスタイルで運用しています。

世間には、キヤノンがRF-Sのレンズを拡充しないことに不満が多いようですが、RF15-30mmなど、APS-Cにつけて運用するのにも具合のいいズームがありますし、軽量小型なシステムはEOS Mを使えばいいのだから、RFシリーズの展開としてはこれでいいのではないかと思います。同じAPS-Cであっても、EOS MとEOS Rでは性格が違うから併売になっているのだと思います。勿論、EOS Rの方がずっと性能が高いため、EOS Mにも同程度の機能を持ったカメラを投入しないと説得力がないかもしれませんが。

EOS R10はAFがEOS R3の直系の子孫であるため、センサーの読み出し速度などの関連で同じにはならないとしても、なかなかによい食いつきをします。春先EOS RPで鳥を狙っていて、何度手前の枝や関係のないものにピンを持っていかれたか......。今、暑いせいで鳥があまりいませんが、これからのシーズンが楽しみです。

夜景やスナップはEOS RPの余裕のあるフルサイズセンサーが威力を発揮します。RF24-105mm F4-7.1 IS STMは軽量で、取り回しもよく、使い勝手の良いレンズです。予算のめどが立ったらRF15-30mmも追加して、EOS R10でもスナップをとったり、EOS RPにより広角を加えたりしながら楽しみたいと思っています。