DevTerm

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DevTerm.jpgClockWork Piがデザインし製造販売している、DevTermを買いました。

まるでPC-8201とかいって、大分前に話題になっていて、その時買いそびれていたのですが、R-01というRISC Vのモジュールを搭載したバージョンが発売になったので、一月ごろ発注しました。

昨今の半導体不足で、Express Serviceが60営業日程度かかるという、どの辺が Expressなのかと問いたくなるようなあれですが、まあ、実際には60暦日くらいで届きました。

ご存じのようにプラモ感覚で組み立てるわけですが、まあ30分もあれば完成します。ドライバーも接着剤もいりません。

RISC Vプロセッサモジュールは1GBのメモリと1GHzのRISC Vチップのみで構成されていてGPUなどなし。なので、こいつ向けにカスタムされたデスクトップはtwmベース。しかも、apt upgradeすると二度と起動しなくなるという、まさに作りかけ状態。

それでも、内蔵のサーマルプリンタは動くし、まあそれなりに遊べるのですが、普段使いするのには厳しい。というわけで、別途A06というARMベースのコア(A72x2 + A53x4 + Mali)という比較的贅沢なモジュールで、ふつうの ARMbianが動きます。

ただ、これもベースが古いので、Jammyに自力で入れ替える方がいいでしょう。Jammyのカーネルはそのままだと、プリンターが使えないので、プリンターが使えるパッチを当てて自力で再ビルドする根性も必要です。サウンドモジュールの関係で、ヘッドフォン刺してもスピーカーがオフにならないというなんとも微妙な問題は残りますが、ふつうに暮らせます。

4~7時間くらいはフル充電で動くので、気軽に持ち出して、メモとったりプログラム組んだりできます。画面が1280x480と超横長なので、縦方向が狭すぎてウェブブラウジングにはあまり向きませんが。

最近 Raspberry Pi CM4対応のアダプターが発売されて入手はしたんですが肝心のCM4モジュールが半導体不足で入手できません。これどうしたものか?