Pixel6のカメラはどうなのさ?

Pixel6になり、Pixel3以来伝統のソニー製12M Pixelsのセンサーから、サムソン製50M Pixelsにメインカメラがアップグレードし、AIの強化も相まって、いろいろ新しい機能が付いたり従来の機能が改善されたりという話ですが、さて。実際はどんなもんでしょう?

消しゴムマジックや、モーション機能など新しい機能はすでにあちこちで紹介されていてその機能は広く知られていると思いますが、Pixel3との比較で、どのくらい変わったのかを見てみたいと思います。日々あれこれ撮ってみては比較していますが、まずは、ポートレイト機能と、増加した画素数について比較したものを挙げます。(他はまたおいおい)

ポートレイト機能(背景をぼかす)については、エッジの検出が正確になり、前景と背景の切り分けが乱れたり、背景なのにピンが残ったままになったりしてたのがなくなった、と思います。下の写真は、前景となる部分の間に挟まれた背景がどのくらいちゃんと処理されているのかを見るために、一部を拡大しています。左が Pixel6 で右が Pixel3です。レンガ積みの塀は背景ですが、Pixel3では石碑の一部であるかのように処理されている部分があったり、左の方が前景かのようになってしまっていますが、Pixel6は適切に処理されています。

センサーの画素数が増えていますから、解像感も上がっていると思われます。下は同じ場所から撮った写真を同程度に拡大してみた感じですが、さすがに、Pixel6(左)の方が解像感が高いのが見て取れます。実際は、Pixel6が35mm換算で24mm程度で、Pixel3が35mm換算で28mm相当なので、Pixel6の方がより拡大されているので、その差は大きいといえると思います。デジタルズーム時には最大で7倍まで拡大を行いますので、この差は、AIによる超解像を行うにしても大きいと思います。

私自身の立ち位置としては、スマホはカメラではないので、カメラ機能がスマホ選びの重点ではないですが、Pixel6はPixel3比ではありますが、十分に進化して、撮ってすばやくSNSなどへ発信するなどの用途としては、素晴らしいものじゃないかと思います。