Pixelシリーズは、48MP光学4倍ズームカメラを持つPixel6 PROを除き、広角カメラをデジタルズームで7倍まで拡大できる仕様になっています。Pixel3～Pixel5aまでは、ソニー製 12.2MPセンサーを使っていましたので、デジタル7倍ズームといえば、およそ24万画素程度の情報から、AI技術による超解像を利用して、ズーム写真を生成します。
これが、Pixel6(無印)では、50MPサムソン製センサーに代わっているため、元になる画素数が100万画素程度になっているはずであり、解像間に差が出るはずだと思われるわけです。まあ、だとしても、デジタル7倍ズームなんて、拡大せずにスマホの画面や、SNSで見るレベルにとどめるべきでしょうが。
下の写真、左がPixel 6で右が Pixel 3によるものです。
この程度のサイズで見るのであれば、どちらもデジタルズームかどうかなんてほとんど気にならないレベルだし、違いも色味が少し違うかなくらいなもので、どっちがどうというほどでもありません。
さて、この写真のうち、中央奥にあるマンションのあたりをぐっと拡大したのが下になります。同じく左がPixel 6で右が Pixel 3です。
このくらいまで拡大してみると、まあどっちもひどいといえばひどいんですが、Pixel 6の方が解像感を残しているといえると思います。まあ、そんなわけで、超解像でズーム画像を作り出すにしても、元画素に余裕がある Pixel 6の方が、よりよい画像になるだろうことは明白です。
7倍といえば35mm換算で168mm相当ですから、まあ、ほどほどの望遠で、そこそこ写るカメラでいいなら、Pixel 6 PROではなくPixel 6でいいんじゃないかという、判断にもなるかと思います。勿論、20倍まで行けるという、Pixel 6 PROの方が、写真にこだわりがある人にはずっといいわけですが。
個人的には「こだわりがある」ならスマホじゃなくてミラーレスカメラ使えばいいのにと思いますが。
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