Orange Color1

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あれこれ買い物したら、おまけにOrange Color1の基板(基板だけ)をもらった。さて、基板だけあっても部品がなければただのゴミである。せっかくもらったのだから、部品を調達してくみ上げるべきだろう。

幸い、大半の部品は入手は容易だ。タクトスイッチとか、ICソケットとか、ヘッダピン、ソケット、抵抗(10K, 2K, 4.7Kx2)にセラコン(0.1uFx2)、LED、EEPROM、そしてLPC1114FN24。他には、オプションのSPIインターフェイスの液晶モジュール。

が、LPC1114FN24だけ絶賛入手困難。多分、IchigoJam需要か何かで、世間から消えてしまったのだろう。実際、IchigoJamのキットとしてはごろごろしてる。但し、1650円とかする。仕方がないので、以前、買うだけ買って組み立てなかったIchigoJamのキットから流用することにする。なに、ファームウェアを書き込みなおせばまたIchigoJamにも戻せるし。

というわけで、サクサクはんだ付け。特に難しいことはない。しいて言うなら、ソケットやピンヘッダをまっすぐはんだ付けするとか、タクトスイッチを穴に押し込むとかが面倒なくらいだ。ああ、ピン数が多いのではんだ付けに手間がかかるのもあるか。

くみ上げて、ICを差し込み、LCDをつないで、PCからUSB-UART変換ソケットを通して、シリアルピン、写真上にある左から、GND, RXD, TXD, Vccと接続。ISPボタンを押しながらリセットスイッチを押して、ISPモードにしたら、PCからFlashMagicで Orange Insideを書き込む。Verifyも済み、中身を見てもちゃんとファームは書き込まれている。よし。ではさっそく起動......あれ、液晶真っ白く光るだけで起動しない?

ここから、延々、はんだをチェックしたり、ICの向きを100万回くらい確認したりしてみたが、ぜんぜん分からない......もうあきらめて寝ようかと思ったとき、ふと、そういえば、USB-UARTにはVcc(5V)のほかに3V3の端子があるなあ、とか、そういえば説明書に、3.3-3Vでとか書いてあったなあと思い、Vccを3V3につなぎ変えたら......あっさり起動したよ!

それでは、と、STARTボタンを押しながらリセットして、モニタにおとし、Orange Studio ProでLチカのコードを書き込んでみる。サイトにあるサンプルは無限ループで終わらないが、Orange Studioについてくるサンプルは、STARTボタンをループ中にチェックしていて、STARTが押されると終了するようになっている。モニタから、rコマンドでコードを走らせると無事にLチカした。STARTボタンでモニタにも帰ってきた。よしよし。s 30 led として、30番目のスロットにLチカコード保存。

そのあと、MML2とかQBOXとかUFO3とかのサンプルを次々とビルドしては書き込んで、通常起動したモニタから、タクトスイッチを駆使して、サンプルを次々と試す。なるほど、これは面白い。

難点は、見ての通りのPCとの接続。何しろ、ばらばらのコードでピンとピンをつないでいる状態。いちいち面倒くさい。これ、USB microB-UART(3V3あり)のモジュール買ってきて、変換ソケット作ろう。そうしよう。あと、電池二本の電池ボックスも買って来よう。あと、裏側がむき出しではんだが痛いので、アクリル板も買って来よう。そうしよう。また細かい出費が......電子工作沼だ。