撮り比べ...kodalens vs utulens

さあ、似たような画角、似たようなコンセプトの二つのレンズがあるのだから、撮り比べてみなければなるまい、と、撮り比べ第一弾として、お昼休みに、職場近くでスナップを撮ってきました。

一枚撮っては、レンズ換えて、もう一枚って、何やってんだこの人は?という体だったに違いありませんが、気にしなーい!

有名な、日本橋......の上を走る景観を破壊している高速道路を撮ってみました。左がkodalensで右がutulens。以下同様に、kodalensを左に、utulensを右に並べていきますよ。

画角は、スペックどおり、わずかにkodalensの方が広いです。まあ大きな差ではないので、この差で撮れる撮れないなんていうシーンはあまり出てこないと思いますが。焦点距離は35mm換算で3.2mm程の違いになります。周辺でわずかに光量が落ちている影響か、空が紫がかっています。どちらもほぼ同じように、この傾向が出ていますね。

日本橋を渡って、三越側から逆光気味に狙ったのがこの写真です。もちろん、utulensもフレアが出ていますが、気になるほどでもない感じなのに対して、kodalensのほうは盛大に出ていますね。レンズが二群二枚構成なので、やはりこういう傾向になるのでしょう。

橋の欄干にたっているオブジェを完全に逆光で狙ってみました。もうフレアもゴーストもばっちりです。色もすっかり赤味がかってしまっています。逆光のシーンではちょっと使いにくいですね。utulensは、まあ、ありといえるレベルにあるので、一枚構成をとったのは、撮影可能なシーンを広げる意味では正解といえるのではないでしょうか?もちろん、多群構成でもコーティングなどをきちんとすればいいのですが、レンズつきフィルムでそんな贅を尽くすことはできないでしょう。

再び橋を渡って、元の側に戻り、道路の反対側から枝垂桜を入れて撮ってみました。色のりはわずかですが、utulensの方がよい感じですかね?

こうしてみると、晴れた日の外でのスナップには、utulensが向いているように思います。「写ルンです」は優秀ですね。

今回は、まずは、こんなところで。第二段として、歪曲なんかがわかりやすそうなタイルとか、また色々撮り足して比べてみたいと思います。