Rollei35には沼がある。沼には女神様がいる。Rollei35を手に入れてご機嫌だったワタシは、ついふらふらと、気づかぬうちに沼のほとりまで来てしまっていたのです。
ほとりに立つと、こう呼びかけられたわけです。
「ほれ、そこの貧乏そうなおまえ。」
誰が貧乏そうか? でも、他には誰もいないので、答えます。
「わたしですか?」
「他に誰がいるというのだ?」
「何のご用でしょうか?」
「うむ、おまえが落としたのは、このRollei35か? それともこちらのRollei35Sか?」
などと聞かれるわけです。おや、いつの間にか手に持っていたはずのRollei35が女神様の手中に?!
勿論、ここは正直に……「両方です!」……しまった、正直は正直でも、つい欲望に正直に答えてしまった。
「この大嘘つきが。お前には罰として、このRollei35Sをお前のIDでヤフ○クで落札しておいた。しかと支払うが良いぞ。」
と、こうして、わたしの手元に、Rollei35につづいて、Rollei35Sが来ることになったのです。
Rollei35Sは、Rollei35が3群4枚のテッサーを搭載しているのに対して、4群5枚のゾナーを搭載しているのがポイントです。画角は同じ40mmですが、開放F値がF2.8になっています。鏡筒がやや短くなっているのも特徴です。
さて、作例にはどんなちがいとなって現れてくるのでしょうか?
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