カバー?

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TVアニメ放送中の「氷菓」の原作です。古典部シリーズは現在、文庫版では四冊まで出ています。

さて、現在、書店の店頭に並んでいるのは、この、アニメ版のカバーのものが多いかと思います。校舎内の風景写真を使ったカバーのものは、少ないかと思います。

そう、アニメ版のカバーだと思ったんですよね、これ……。

 

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それでもって、ぺらりと表紙をめくると……これですよ。「期間限定!描き下ろし!『超特大アニメビジュアル帯で展開中!!』」

あ、これ、『帯』なんだ(゜Д゜;)

元のデザインのカバーは、ちゃんと、『帯』の下にありました。ああ、なるほど、本当に『帯』だ……。

アニメの方は、5話かかって、『氷菓』の部分(といっても、1話目のBパートは「遠回りする雛」から「やるべきことなら手短に」をあてていましたが。)を終えました。次回は、「愚者のエンドロール」には進まず、「遠回りする雛」から「大罪を犯す」を持ってくるようですが。

アニメと、原作とは時間的なずれがあります。原作は「氷菓」が発行された2001年の出来事として描かれていますが、アニメの方は2012年です。なので、1967年に起こった「氷菓事件」は原作では33年前なのに、アニメでは45年前。果たして、小石川養子司書は定年ではないのかしら、とか、微妙な心配をしないといけなくなったり。(大きなお世話だ。)

まあ、そんなことを検証しながら?読んでみるのも楽しいかと思います。ミステリー色はあまり強くなく、するっと読める(ミステリー作家の作品にこの評はいかがなものか>オレ)ので、オススメです。