VAIO Zその後

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

およそ十日ほど使いました。まあ、はじめの数日はほとんど環境整備をしていただけですけれど。VAIO Type Gからは、ドキュメントデータと、一部の設定だけ引き継ぎましたが、あとは、引き継がないようにしました。

引っ越しサポートを使うと、インストールされていたプログラムまで持ってこようとするので。便利といえばそうなのですが、ハードウェアが違って使えないものや、もう使ってないゴミみたいなものまで持ち込みたくなかったので。

起動と終了の早さはうたい文句通りで、起動・終了でそれぞれ五分ずつもかかっていたType Gから考えると天国のようです。無線LANへの接続、青歯マウスもWindowsが利用可能になっている時には、もう接続しているので、この点でも優秀。

HDDは搭載せず、SSDなので、アクセス音はなし。左パームレスト手前にあるアクセスランプがなければ、アクセスしているかどうかすら定かではありません。

ただ、流石に、CPUの発する熱はかなりなようで、左サイドからはき出される空気、駆動するファンの音は、Type Gとはあまり変わりません。まあ、Core Solo Uとあまり変わらないというのであれば、むしろ、優秀といえるかもしれません。性能は段違いなのですから。

Windowsが64bitになると、IEにも64bit版が入っています。あと、あまり目立たないことですが、ガジェットを駆動しているプログラムもIE同様32bit版と64bit版があり、64bit版が走っています。一部のflash利用のガジェットは、このために利用できなくなります。NHK時計とかぺそぎん時計とかですが、まあ、32bit版を起動すれば使えるんですけれど、そこまでするほどでもないので、使えるものだけを使うことに。

13.1インチの画面に、1920x1080のフルHDを詰め込んでいるので、かなり緻密な画面です。文字は小さいといえますが、カスタマイズすると大きくも出来ます。まあ、せっかく広い画面をわざわざ狭くすることはないので、小さい文字で使っています。

ただ、少しデフォルトのDPIが普通のWindowsと違っているのか、思っているよりも大きめの文字が使われています。これもカスタマイズしてさらに小さくすることも出来ますが、このあたりが見やすいということでデフォルトになっているのだろうから、小さくもしていません。ただ、一部のダイアログで、ボタンが下にはみ出したりするので、このあたりは、ちょっと困ったところ。Windowsのプログラムが標準的に仮定している96dpi程度に落とさないと困る場面も出てくるかもしれません。

持ち歩く重量は、300gほどVAIO TypeGよりも増しているのですが、まあ、実際に鞄に入れて背負っている分には気になりませんね。前にも書いたように厚さが半分程度なので、鞄の中がすっきりする分、鞄が持ちやすくなっているような気もします。重心が偏っていないのも、このあたりに貢献していると思われます。

総じて、大変快適に使えています。はじめストロークの浅さに戸惑ったキーボードも、流石にすっかり慣れました。isolated なキートップは、隣のキーを押すことが少なく、ストロークの浅いキーボードでは非常に有効なんだと思いました。

唯一の難点が、タッチパッド。タップをクリック動作にするのは止めたのですが、外部マウスが接続されたら自動的にオフに出来ないVAIOでは、たまに触ってしまって、妙なところにカーソルやフォーカスを持って行かれて、いらっとすることがあります。まあ、これは、TypeGと全く同じなので、もうあきらめましたが。左右のボタンを含めて、一枚の板になっているので、左右同時押しとか、右を押しながらジェスチャーとか、そういう操作が、なかなか思うようにいかないのもちょっと、困ります。まあ、デザイン的にも部品点数的にも一枚板の方がおしゃれなんでしょうけれど。

全体的には、もちろん、大満足なので、不満点は些細なことなのですけれどね。まだ、使ってない機能なども多々あるはずなので、何かおもしろいことに気づいたりしたら、また、改めて、書くやも知れません。