日光に行ってきました

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もう、一週間も前のことになってしまうのですが、日光へ、夏の家族旅行してきました。例年は長野の富士見高原あたりをうろうろしているのですが、今年は、宿があっという間に埋まっていて、予約が取れなかったのです。節電シフトの影響でしょうか?

日光に行くのは多分、六度目。小学校の修学旅行、大学時代に同期で、就職してから、奥さんと、そのあと会社の同期と、何年か前にまた一度、と、結構、日光にはよく行っているのです、どういうわけか。

一応、お盆の時期になるので、渋滞を避けるように、首都高、東北道を経て日光へ。

宿は奥日光に確保したので、初日は、さっさといろは坂を上がってしまうつもりで、東照宮などはスルー。

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最初の名所は、まあ第二いろは坂になるわけですが、そこを過ぎて、たどり着いたのは華厳の滝。この時期は、流量も多く大変にダイナミック。ここから滝三連発でいくわけです。

竜頭の滝-戦場ヶ原を通って、湯滝。竜頭の滝は、この季節は流量が多すぎて趣に欠けます。この滝に限っては、春先や秋口の、流量が少ない方が流れが優美でいいと思うのですが。

戦場ヶ原は、道路に面した辺りにあった遊歩道が偉く縮小しているような気がします。

これは、世界遺産に指定された関係で、観光客による環境破壊を防ぐためなのかもしれないと思いました。何しろ、遊歩道の脇にビールの空き缶が捨ててあるような状態でしたから。

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湯滝は、滝の下にある駐車場は有料なので、滝の上にある、狭い道路脇のスペースや路上に車を停めているヒトが多いです。滝の上と下とは滝の脇にある遊歩道で行き来できるので、タダの方に停めて、降りて登ればいいということなのかもしれません。

湯滝は湯の湖からの水が流れ落ちているので、辺りに硫黄臭が立ちこめています。勿論、硫化水素ガスでどうにかなってしまうような濃度はありませんので、問題はないのですが。

他の二つの滝と同様にこの季節は流量も豊かで、大変迫力があります。湯滝の脇から、遊歩道を通って、戦場ヶ原の中を抜けて赤沼まで至る5km程のルートがあります。ちひろは、修学旅行で赤沼側から、湯滝まで歩かされたと言っていました。まあ、時間と元気があれば、歩いてみるのもいいかもしれません。湿原の植物は初夏に咲くものが多いようなので、歩くなら初夏に来た方がいいかもしれませんが。

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湯の湖周辺には、硫黄泉が沸いています。湯の湖の中からも沸いているので、この湖は所々硫黄臭いです。それでも鱒などが棲んでいますので、これも硫化水素でどうこうなったりすることはないと思われます。

温泉の源泉は、湯の湖から5-10分ほど歩いたところにあって、こちらは、源泉部分に覆いがしてあって、「ガスが充満しているから中を覗くな」というような注意書きがしてあります。

源泉温度は70℃を越えているのですが、以前来た時に泊まった宿は、まさに源泉掛け流し。恐ろしいことに、本当に、加水すらしていないので、自分で勝手に水道水を足してうめないととてもじゃないと入れないというすごいお風呂でした。

今回の宿も、源泉掛け流しだったのですが、温度調節のための加水をしていると掲示してあったので、やや熱めではあったものの、特にうめたりせずに入ることができました。ただ、中にはそうではないヒトもいるようで、入ってくるなり、「あちーなこの風呂」とか言いながら、いきなり、全開で水道水を入れ始めたヒトもいましたけれど。

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宿は、浴場が四つあって、二つは男風呂と女風呂、残りの二つを、時間を区切っての貸し切り風呂にしていました。二泊したのですが、二日とも貸し切りをして家族で入りました。追加料金は取られません。なかなかに贅沢なものです。

奥日光ですので、食事は海のものよりも湯葉などを中心とした山のものになります。美味しいですが、まあ、この辺は海辺の観光地へ行った時に比べるとやや、華やかさには欠けます。僕は好きなのですが。

さて、2日目には、初日にスルーしてきた東照宮へと行きました。三猿を見て、陽明門をくぐり、眠り猫の下を通って、家康の墓所のあるところまで、延々と石段を上がります。結構、長い石段ですので、途中で止まっているヒトも沢山いて、進むのが大変ゆっくりでした。空いている時に来れば、すいすい邪魔されずに進めるのですが。

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以前来た時と違って、オンシーズンであることもあるのでしょうが、やはり世界遺産指定されたことが大きいのでしょう。墓所の由来を説明している方が常駐されていました。

墓所の脇にある、叶の杉に願掛けをすると、願いが叶うというので、ちょいと願掛けをしてきました。

この辺りで、ちょっと雨がぱらぱらと来ていたのですが、このあと、下へ戻って、本殿の神殿を見学していた時に、本降りとなって、一時間ほど、ここに留め置かれることになりました。

二荒山神社や霧降の滝も回るつもりだったのに、これで完全に予定が狂ってしまいました。

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ゲリラ豪雨が一時間ほどでやむと、鳴き龍を見学して、東照宮はおしまい。尤も、もう、雨で予定が狂いまくったので、他は見ないで遅めの昼食をとって宿へと戻ることに。

昼食は、奥さんとはじめて日光に来た時に、るるぶで調べて立ち寄った、湯葉蕎麦の美味しいお店。魚要さん。

東照宮から、日光駅の方に向かって、たらたらと降りていくと、向かって左側にあります。ありました。

湯葉蕎麦は、まあ、そこら中に出すお店がありますが、ここの湯葉蕎麦は、四巻きも入っているのと、二巻きは湯葉だけの太い巻きで、残りが、ゼンマイを湯葉で巻いたものと、鶏肉(だとおもう)を湯葉で巻いたものが入っていて、たっぷり贅沢。更に、蕎麦も腰があって美味しいので、他とはやはり違います。湯葉蕎麦食べるなら絶賛オススメ。

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三日目、最終日は、宿をチェックアウトしたあと、湯の湖周辺をうろうろするにとどめました。

ボート、ボートと初日から騒ぐ男が一人いたので、ボートを借りて乗ることに。アヒルではなく、普通のボート。オールでこぐタイプ。

ちひろは横浜マリンスクールで一応訓練を受けたことがあるので、ちょっと勘を取り戻すのに時間が必要だったものの、思い出したら、割とすいすいと漕いでいました。

ライフジャケットは、正直暑かったのですが、万一を考えて、ちゃんと着用して乗りました。というか、着用しなければ乗せてくれませんでした。

天竜川の不幸な事故が起こる前だったので、基本的に、波も、強い流れもない湯の湖でも、そういう危険を考えての運用になっていたのだと思います。コトが起こってしまっては遅いわけで、安全意識というのは、何かにつけて大切だと思いました。

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湯の湖の周辺は、ぐるりと一周できる遊歩道が整備されていますが、一周はしんどいので、湯滝の上までの1/3周ほどを歩きました。

湿地になっている部分も多く、初夏には、湿原の植物が結構咲くようですが、今頃の季節には、片栗があちこちに咲いている程度でした。

まあ、写真を撮るには、初夏か、紅葉の季節の方がいいですな。カメラ担いできましたが、あまり枚数は行かなかったです。

最終日は、帰省からの戻りの渋滞が予想されていたので、昼過ぎに早々に出発して帰ってきてしまいました。おかげで渋滞に巻かれずに済みましたが、奥日光の涼しさと、横浜の蒸し暑さで、もう少し粘っていた方がよかったかも、と少し思いました。

圏央道が開通して、都心を抜けずに、東北道へアクセスできるようになったら、もう少し、ちょいちょいいけると思うんですが、まあ、また何年かあとに。

今度は冬に行ってみたいような気がする。早春、春、初夏、夏、秋は経験したので、まだ行ってない季節でもあるし。とはいえ、結構雪降るので、車で行くのはちょっとしんどいかな?