基本的には、アップデートはうまくいったのですが、ちらほらと不具合も。まず、時刻の同期が効いていない。よく見ると、DNSが引けず、家庭内の時刻サーバに接続できていない。
DNSが引けないのは、セカンダリとして動いているはずの、玄箱上のbind9が、マスタからキャッシュを持ってこられていないから。調べてみると、これは、今回の更新でダメになったのではなく、随分前から、差分が取れなくなっていたらしい。ただ、家庭内のDNSの更新なんてそう頻繁にはしないので、それ以前のキャッシュで動いていたものが、今回、アップグレードした関係で、キャッシュがきれいさっぱりなくなったので、顕在化したようだ。
原因は、rndcのキーが、named.confに書かれているものと、rndcが使っているものとで不一致になっていたこと。おそらく、以前にbind9が更新された時に、このあたりの更新がうまくいかなかったのだろう。
これを直して、force-reloadをかけたら、DNSは、最新のキャッシュを引っ張り出してきて、無事に動作を開始した。当然、時刻の同期も自然に復帰した。
朝になると、システムのログのサマリが送られてくるのだけれど、そのメールが来ていなかった。おかしいと思ったが、これも exim4が更新された時に、設定の一部がおかしくなってしまっていた様子。
exim4の設定は、dpkg-reconfigure exim4-configとしてやれば、cursesベースの対話式の設定メニューが出てくるので、スマートホストで云々という奴にして、メールは家庭内のSMTPサーバに流すようにしてやればいい。してやったら、詰まっていたと思われるメールがやってきた。めでたしめでたし。
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