うちの垂れ梅は、まだ、固い蕾で春待ち状態ですが、実家の方では既に満開になっているのがいたので、ちょっと撮ってみました。ついでですので、ちょっとした撮り比べを、前にもやったけれどね。
まずは、一枚目。EOS 40D + EF-S 60mm F/2.8 MACROで、撮りました。RAWでf5.0にして撮影。焦点距離は96mm相当で、現像時に、ピクチャースタイルを風景にした上で、少し、トーンカーブをいじってあります。
まあ、鮮やかな梅の花と、松の緑が春っぽい感じで、いい感じなのです。今日は、予報では風が強いようなことを言っていたような気もするのですが、穏やかで、枝を揺らす風もほとんどなく、非常に撮りやすかったです。
朝は、この数日の雪で冷え切っていたせいなのか、路面があちこち凍結していましたが、この時間にもなると、流石に、横浜では路面の凍結も残っておらず、久々ののどかな日和です。
さて、撮り比べって、じゃああとは何? それはこちら。画角や露出が、ほぼ同じになるようにして、Powershot S90で撮った写真です。
こちらは、焦点距離は105mm相当で、f4.9で撮影してあります。絞り優先AEで、AWB。撮影後に、Photoshop Elements 8.0で、トーンカーブをいじってあります。
見かけの焦点距離と、f値では、若干、S90が有利になるようにしてあるのに、その被写界深度はどこまでも深くて、後ろの松がごちゃっと入り込んでやかましい写真になってしまっています。
そりゃそうで、コンパクトとしては比較的大きめの1/1.7インチのセンサーを搭載しているとはいえ、S90は、APS-CサイズのEOS 40Dに対して、常に1.8倍のズームがかかっているのと同じなので、見かけの焦点距離よりも、かなり広角側に倒れており、すなわち被写界深度が深くなっているわけです。
まあ、最近は、画像処理の力を借りて、擬似的に、被写界深度を浅くするカメラもあるようですし、フォトショップで、ちょいちょいと5分くらい弄んでもこうやってウェブに載せるくらいなら、見かけ上の被写界深度を浅くした感じの仕上げはできるんですけれどね。
だから、別に、これが、絶対的に、カメラはセンサーサイズが大きくないとダメって訳ではないんですが、でも、やはり、センサーの大きなカメラの方が、表現の自由度が高いって訳なんですよ。
右は、上の写真をフォトショップに取り込んだあと、レイヤーを複製して、手前のレイヤーにガウスボケのフィルターを45mmくらいで大胆にかけたあと、ピントを合わせたい、手前の松の葉と梅の一部を、自動選択ツールでちまちま選択して、削除して、仕上げに、消しゴムツールを100pixelのブラシにして、不透明度を30%でピンを置いたものの周りをこすってあります。拡大してみると、もっと丁寧に仕上げないとですが、この画面上に出ている程度の大きさなら十分な出来でしょう。
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