陽気がよくなってくるとフィルムカメラを引っ張り出したく

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なってくるのです。病気です。さっきも、梅の花を、EOSと、Powershotとで撮り比べるついでに、Electro 35GLでも撮ってたりするわけです。

この人は、もう、画角は、40mm固定ですから、他の二機種とそろえるべくもありません。大体が、レンジファインダーで、一応、パララックス補正が入ったファインダーとはいえ、その範囲は、大変ざっくりとしたものなので、構図もかっちり決めて撮るって感じでもないので、まあ、これはこれとして撮っただけ。大体フィルムはまだカメラの中ですので、現像されるのもしばし先のことになるでしょう。

とにかく、寒いと、構図を考えて、ピントを合わせる、絞りをざっくり決める、という作業をするだけで、ピント環と絞り環の二つをくるくると回してやらなければならないので、それだけで億劫です。つい、ピントは動かさないで、身体を前後して、そのとき撮りたいものにピントがあったら、構図は、まあ、もうその位置で考えて、みたいな撮り方になったりするので、僕には向かないのです(^^;;

そんなわけで、暖かくなってきた今、我家の、現役フィルムカメラを、引っ張り出して、動作確認やら、モルトなどの痛み具合をチェック。既に、40年近い齢を重ねているElectro35GLは、何年か前に、モルトは全面的に貼り直していますので、まだ大丈夫ですが、そのうちにまた貼り替えないとダメでしょう。

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電源周り、表示周り、一応のシャッター動作も、二台ともOK。本当に、ちゃんとAEしているのかどうかは、ビミョウですが、一応CdSの窓を隠せば、シャッターが遅くなるので、感度が落ちていたとしても、ネガフィルムのラチチュードの大きさでカバーできることでしょう。

学研フレックスの方は、電池もモルトも無縁なので、レンズに曇りなどがないことだけを確認して終了な訳ですが。

YashicaのElectro35シリーズは、電池にHM-4Nという5.6Vの絶版電池を使っているのですが、勿論、絶版故現在は入手不能。関東カメラのアダプタに、4LR-44を入れるのが定番。5.6Vで駆動していたのに、6Vでも動くとは何ともおおらか。電子というよりも電気カメラ。

でも、売られているアダプタは2,300円くらいするので、二台目の35GLを入手した時に、メンソレータムのリップスティック(使用済み)のがわと、東急ハンズで購入して、カットしてもらった、アルミの棒で、LR-44 x 4が入る自作アダプタを作ったのですが、これでもちゃんと動くので、暇のある人は自作すべき。いや、こんなちゃんとしたガワを作らないでも、アルミホイルを適当に丸めて突っ込むだけでもいいという話もあります。こういうのも、クラッシックカメラの楽しみのひとつのような気もします。

こうやって手を入れて、じっくりと、考えてから写真を撮るのも、また楽しいのです。たとえ、作例が下手の横好きに過ぎなかったとしても(^^;; さて、日が傾く前に、ちょっとぶらぶらとしてくるかな、折角引っ張り出したんだし。