プリンタ顛末

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結局、あれこれ試みても復旧しないMP960を諦めて、買い換えることに。ちっ。最近のプリンタは、3年半も使えば寿命ってことか?!

MG6130でいいような気がしていたのですが、よくよく見てみると、重要な機能がひとつ欠けていることに気づきました。フィルムスキャン機能です。使用頻度は低いのですが、低いからこそ、フィルムスキャナ単体を買って置いておくほどでもないのです。だから、MP960のそれはありがたかったのですが。

MG6130はスキャナがCISになっていて、フィルムスキャンが出来ないのです。ということは、この機能の分を上積みして、MG8130を買うしかないということです。ごーん。

で、買ってきました。買う時に、店員さんに、「USBケーブルが入っていませんけれど大丈夫ですか?」とか問われましたが、ダイジョーブ。そんなものごろごろあるし、大体、USB接続せずに、ネットワーク経由で使うつもりだからっ!

今までだってMP960のUSBケーブルはSilexのプリンタサーバに繋がっていただけだしね。そのSilexのサーバからetherのケーブルを外して、MG8130につなぎ替える……前に、家庭内DHCPの設定設定。

早速電源投入すると、見慣れた(?)エラーが画面にいきなり登場。「5020 スキャナロックを解除して電源を入れ直して下さい。」……あ、そういえばロック外してなかった(ばか)。

気を取り直して、ロックを解除して、プリンタを起動すると、今度は正常に動作をはじめて、やれヘッドを入れろ、インクを入れろ、ヘッドをクリーニングするから待て、位置決め用の用紙(二枚付属している)を入れてOKを押せ……とやかましくいわれた後に、使用可能な状態に。

ここで、いきなり設定画面を呼び出し、ネットワーク関連に行くと、先ずは、LAN機能は無効で、有効にするならばWiFiという状態になっています。これを、有線に切り替えてから有効化します。これで、有線側のMACアドレスを取得できます。取得したらば、すかさず、家庭内のDHCPDの設定に、追加します。ついでにDNSの方も、printerというaliasをSilexのサーバが使っていたモノから、MG8130に割り当てたモノに付け替えます。DNS、DHCPDに設定をリロードして、準備完了。

ケーブルをプリンタに差し込むと、さくっとアドレスを取得して、設定通りに初期化されました。あとは、PC側にドライバを入れて行くだけです。これはついてきたセットアップCD-ROM(一枚にアプリからドライバから全部はいっている)を突っ込んで指示に従うだけなので簡単。USB経由か、ネットワーク経由かを途中で問われるので、ネットワーク経由とこたえると勝手にプリンタを見つけ出して、ポートの設定からなにからやっちゃってくれます。特にネットワーク経由であることを意識する必要はこの部分以外ではないです。

MP960とMG8130では、見た目も違うのですが、何より、インクの構成が変わっています。MP960もMG8130も顔料と染料の黒を持っているのは同じですが、カラーの染料インクの構成が、MP960がC-M-Y-PC-PMなのに対して、MG8130は、C-M-Y-GRという構成になっています。エプソンがPM-700で投入してからこっち、キヤノンもやっていた写真用の、淡いシアンやら淡いマジェンタ、濃い黄色だとかといった、カラー用の補助インクはなくなり、代わりにグレイが投入されています。グレイスケールの印刷に圧倒的な威力を発揮する、というのはそうでしょうが、写真の仕上がりにどう影響するのかは、まだやってみていないし、まあやっても素人目に、MP960との違いをはっきりと捉えられるような仕上がりにはしていないでしょうけど。

なお、MP960の方は、スキャナユニットをバラして、スイッチ周りを調べようかと思ったのですが、見えてるネジを外しただけで簡単にばらけたりしなかったので、断念。さて、これ、ハードオフに持っていったら買ってくれるかな? ジャンク扱いで……。