ガンダムは結構進化している

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テレビシリーズが最初に放映されて31年。ガンプラは発売開始から30年。息の長い作品となった機動戦士ガンダムですが、この30年間全く変わらなかったわけではなく、結構変わっていることに気づきました。

続編が描かれたり、或いは THE ORIGINのような、新解釈が展開したりしていることもありますが、時代の流れに連れて、そのデザインにも随分と手が入っているコトが、プラモデルを並べてみるとはっきりと分かります。

左から年代順に並んでいますが、1980, 1990, 1999, 2009, 2010がリリースイヤーになります。(黒いHGはパッケージが2000年代に変わって再発売されているが、どうもデザインは1990年のHGガンダムのままの様子。黒なのは、工場から出る廃プラを再利用して作られたキットだから。金型は現行のHGUCのもの。)

可動部分をより広げるように、関節周りのデザインが幾度となく直されているのは知っていましたし、細かな部分の形状がより作り込まれていっているのもまた分かっていましたが、初期のガンダムがこんなにもデブで、どんどん痩せていっているのは並べてみるまで気づきませんでした(^^;;

スーパーロボットに見られたような、ゴツイ、ロバストなイメージを引きずっているのか、初代のガンダムはやたらと胸板が厚く、横幅もあるがっちりとした体格にアンバランスに細い足でしたが、2010年までの30年間で、驚くほど、すっきりと締った上半身になっています。やはり、シャープなデザインの方が好まれる今風に、変化していったんでしょうね。それにしても、これほどに変わるとは……どんだけダイエットしたんだろう?!(笑) 頭も少しですが細く小さくなっているので、小顔体操もしたかもしれません(ばか)。

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装備品にも結構変化があって、薄っぺらかったビームライフルも、それなりの厚みと、書き込まれたデザインになっているし、バックパックも相当に、複雑なデザインへと変化していますが、最も変わったのはビームサーベルでしょう。

上から年代順に並んでいますが、初代は刃渡り3cmといったところ、実寸に直せば4mほどですが、最新のRGガンダムに付属しているそれは、東静岡の1:1から起こした長さなのでしょうが、14cm、実に実寸で20mにも及ぶ長さになっています。

刃の長さだけで、身長を凌駕するのですから、30年前のザクより、今のザクの方が、ガンダムの懐へと飛び込むのが難しくなっているようです。

それにしても、全部、去年から今年にかけて買ったものなのですが、初代のガンダムでさえ、今もなお売られているのは凄い。そんでもって全部並べてみると、更に面白い。