けん

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タイ料理 けん

本日、所用に付き、有給休暇を取っておりました。昼間は、子どもたちも学校へ出てしまっていませんので、夫婦二人で、近所の、以前から気になっていたタイ料理店へと行ってきました。

アジア食材&タイフーズ……で、店の名前が「けん」 どういういわれのある名前なのか判りませんが、なんだかインパクトがあります。

旧国道一号線、箱根駅伝も通過していくエリアなので、もしかしたら、テレビにちらりと映ったりしたのを見たことがある人もいるかもしれません。

まぁ、そんなわけで、ずっと気になっていたのですが、近所だと、却って食べに出たりしないもので、なかなか行く機会がなかったわけです。

昼時に、奥さんと二人、家から、てくてくと歩いて、5分ほどの道行きでしょうかね。散歩するのにちょうどいいくらいの距離です。

店にたどり着くと、店内、14~16席ほどの店内に、ダンスサークル(?)か何かのおばさま軍団がで、でーんと陣取っておられて、かろうじて二席、それも横並びという非常に変わった位置で座ることができました。

意外に、といったら失礼ですが、繁盛しているようで、満席状態になってからも、頻繁に、覗いては去り、覗いては去りと、お客さんがやってきていました。

サラダ

タイ料理屋ですから、やはり、トムヤムクンとカレーは外せないでしょう。と、いうわけで、トムヤムクンと、グリーンカレーのハーフサイズを頼みます。奥さんは、単品で、タイ風オリジナルチャーハンというもの。

ランチタイムには、コールスローサラダと、ウーロン茶、そして食後のコーヒーがつくらしいです。そういったことは一切メニューに書かれていないので、出てきてびっくりなわけですが、そういうものらしいです。

コールスローには自分でドレッシングを好みでかけます。フレンチドレッシングっぽかったけれど、あくまでタイ料理屋です。

混み合っている時間帯だったからか、料理が出てくるまでは、ちょっと待ちました。まぁ、全然許容範囲な訳ですが。

謎のメニューたち

店内を見渡してみると、メニューの写真が、あちこちに掲示されています。食卓のメニューは文字だけなので、わかりやすくていいです。

が、ぐるりと順番に壁をたどっていくと、厨房との仕切りの部分にあるコルクボードに、「真アジの開き」、「いわし丸干し」、「イカの塩辛」、そして「ま、ほっけ」などなど、どうも、非常に和風なメニューがありました。

あくまでも、ここはタイ料理屋な訳ですが、、お好みであれば、そういったタイ料理ではないメニューもあったようです。いえ、せっかくタイ料理屋まで足を運んで、あえてそのメニューにチャレンジする気にはなれませんでしたので、どういうクオリティのものが出てくるのかは、判りませんけれども。

そんなことを考えていると、程なく、注文の品が。トムヤムクンが最初にやって参りました。取分け用の小皿も頼まなくても持ってきてくれました。

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見た目にも真っ赤、勿論、酸味のきいた香りもします。そして、独特の香味を持ったパクチーは、別皿で、お好みでどうぞという体でしたので、パクチーが苦手な人でも安心です。うちは、二人とも平気だし、うちの奥さんは、むしろもっと持ってこい、という感じなので、全量投入しましたが。なお、本当に、もっと欲しければ +50円で、トッピング増量できるようです。そこまでしなくても、十分堪能できましたが。

具材は、エビ、フクロタケ、トマト、月桂樹の葉、レモングラス、ショウガ、ニラっぽい何かといったところで、多分オーソドックスではありますが、他のタイ料理屋に比べて、食べられない葉っぱの量(レモングラスや、月桂樹の葉など)が少なかったです。

たまたまなのか、食べやすいようにそのあたりのものを除去して出してくれているのかは、判りませんでしたが、あの口に残る葉っぱをよけながら食べるのは、結構興ざめなので、常にこのようであるなら、ポイント高いんですけれど。

グリーンカレー

二人ではふはふいっていると、今度はグリーンカレーのハーフサイズがやってきました。

これでハーフサイズです。いや、十分じゃないですかね、量的に? フルサイズは、かなり満足感が高そうです。判りませんけれど(^^;;

とりあえず、これも、取り皿をくれたので、二人でつつきます。一応、当初の予定では、トムヤムクンはシェアで、あとは、味見程度はしても、カレーがぼくで、奥さんはチャーハンだったはずですが、この辺のなし崩し感は、いつものノリです。

トムヤムクンのあとだったせいもあるかと思いますが、思ったほど辛くはありませんでした。メニューの「辛」のマークはトムヤムクンよりも多かったような気もしますが、個人的にはそれほどでもなかったような感じでした。わりと誰でも大丈夫じゃないかなあ?

タイ風チャーハン

ココナッツミルクのかおるカレーを食べていたら、昨夜は、クレイ・アヤムという、やはりココナツミルクを使った、インドネシア風のカレーだったことを思い出しました。いえ、別に、カレーが三日続こうがそれ以上になろうが平気なので、気にしているわけではないのですが、なんとなく、ね。

ライスは、タイ料理店ではタイ米を使っていることが多いように思いますが、ここのはがっつりジャポニカ米でした。鯛のカレーやスープにはもう少しポロポロのカオの方があうような気がするのですが、真アジの開きや、ほっけのことを思えば、この方が安全かもしれません。

当然の流れで、遅れて出てきた、奥さんのタイ風チャーハンも完全にシェア。こちらも、ジャポニカ米でしたが、そこはプロですから、ちゃんとポロポロに仕上がっていました。魚醤が香りますが、取り立てて辛くもないので、辛いのがお好みならば、食卓の、タイの唐辛子を適当に振りかけて辛さを足します。足した方が、わたしの好みでしたが、もちろん、辛いのが苦手な人はかけないでそのままいってもおいしいです。

食べていたら、お客さんからの頂き物だという、「なごやん」という、お菓子をいただきました。いや、びっくりサービスですが、ちょっと嬉しかったです。なごやんは、桃山っぽい味でした。

ぶっちゃけ、ミシュランの三つ星のように、ココの料理を食べるために旅をしてくるほどの価値があるかと、いわれればビミョウですが、ご近所にいらっしゃるついでがあれば、一度試してみるのもいいかと思います。駐車場もあるようですので、旧国道一号を通りかかったときにふらりと寄ってみるのもアリでしょう。お値段はリーズナブル。二人で、これだけ食べて、2,050円でした。

難点は、やはり客席数ですかね。昼時など、タイミングが悪いと、入れない場合もあります。そういうときはあきらめて、かっぱ寿司とか幸楽苑とかに流れて下さい(^^;

アジア食材&タイフーズ けん