昨夜は七夕でした。洗車雨と今日の雨との狭間にあって、奇跡的ともいえる、雲間の星空。満月で、低層の薄雲が速く流れる悪条件でしたが、とりあえず、夏の逢瀬を撮ってみました。
え、全然見えない?うーん、これ以上開けてたヤツは白っぽくなっちゃって、イマイチだったんですよ。中央下にアルタイル、中央上にベガ、そして、おまけで、左手にデネブという夏の大三角が、うーっすら写っているので、拡大して目をこらして見て下さい。
それにしても、僕らが子どもの頃は横浜市内でも天の川がかすかにでも見えたものが、昨夜は条件悪しといえど、肉眼で見えるのは、ほとんど二等星くらいまでじゃないか?というほどの貧しい星空。星座を結ぶには程よい少なさかもしれませんが、ろくに見えもしない天の川では、子どもたちも星空を見上げる気にもならないようでした。光害は深刻です。そして、これはそのまま、それだけのエネルギーを消費しているということでもあります。防犯という観点から、街灯などは仕方ないとしても、無駄にギラギラ光っている深夜も営業している近所の温泉施設は、もっと明かりを減らして欲しいなぁ。
snapper
うーむ,光害ですか...深刻ですね.
せっかく掲載していただいた写真ですが,最初のうちは,PCの液晶画面の汚れに紛れて区別がつかなかったです...すみません.
ブラウザのウィンドウを移動して,一緒に移動するやつが星だということに気がつきました.
そういえば,都会では,光害があるので,大口径の天体望遠鏡が無力,という話を聞いたことがあります.
hiro
もっと派手にトーンカーブをいじると、明るくできるのですが、流れていた薄雲に反射した月の光も増幅されて、肝心のデネブやらアルタイルやらにかかってしまうので、ギリギリのところでやめたらこんな感じに。
元画像ではもっと暗いんです。
もっと長時間するという手もあったんですが、流れる雲の光が蓄積されて全体に白っぽくなっちゃったので、昨日のような天気には向きませんでした。
深夜も営業している温泉施設など、無駄にギラギラと明るい照明であたりを照らしていて、非常に腹立たしいです。もっと控えめでも、夜なんだから充分に目立つのに(--#)
望遠鏡も確かに、大気中のチリに反射する、これらの無駄な照明の害をもろにうけるでしょうね。
エネルギーの浪費でもあるのだから、もっと真剣に考えていく必要のある問題だと思います。