そして、こちらも無事完成

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自分のがなったのに勇気を得て、ちひろにも自信を持って、作成に臨ませることが出来ました。こちらも、子供の科学のラジオさんから拝借してきた、#25「ラグ板をつかって作る 感度がよい2石レフレックスラジオ」です。

超高密度実装のラグ板

ユニバーサル基板やプリント基板でもいいのですが、ラグ板って手軽な感じでイイジャナイですか。……と、思ったのですが、一石ならまだしも、スピーカを鳴らすために、二石編成になっているので、それなりに部品点数が多く、実体配線図の通りに並べるだけといっても、実物は、配線図の通りに足を取り回せるほどには足が長くない部品(具体的にはチョークコイル)もあって、さながらパズルのよう。

基本ちひろに並べさせたのですが、さすがの過剰密度に、足が所々短絡。仕方がないので、短絡しそうなチョークコイルや検波用ダイオードには、スミチューブをはかせて、配置し直し。

手本と称して、熱に弱い、ゲルマニウムダイオードの足はボクが半田止めして、あとはちひろに半田付けをさせました。マルチバイブレータよりは上手になっていますが、まだまだです。それでも、ヒートストッパも使わなかったのにトランジスタを焼き殺していないのは、なかなかです。

二石レフレックスラジオ完成品

ケースへの穴開けも、位置がビミョウにシビアなヤツ以外は、ピンバイスでせっせとやらせました。夕食のカレーを作っている間に、穴開けさせたら、「手にまめが出来た」とぼやいていましたが、そうして苦労して作ったケースだからこそ愛着も湧こうというものです。何でもそこらで安価に買ってこられる現代で、こういう苦労をしてものを作る経験というのは、絶対に大切なことだと思います。

なお、大半の部品は、シオヤ無線を中心に、秋葉原でなら入手できますが、SC735はSC1815で、PB-450はSL-55GTで、ST-81は入手可能ですが、廉価なSD-81で、100kΩ平形SW付ボリュームは、丸七の100円ラジオから摘出した、50kΩ平形SW付ボリュームで、それぞれ代替してあります。アンテナホルダーなんてありませんので、ダイソーで買ってきた、グルーガンでホットボンド止めしてあります。トランスも同様。

火が入って、自分が作ったものから放送が流れてきたときには、相当に感動的だったようで、苦労して穴を開けたケースにも愛着があるのでしょう。「名前つけよー。」なんていっていました。末永く、大事に、そして、基礎英語聴講用に、活用してくれ。

なお、実は、こっちは、電子ブロックで見られた、混信があることを期待したのです。電子ブロックはNHK第二(693kHz)に、NHK第一(594kHz)が混信していたのですが、あろうことか、いや、素晴らしいことに、このラジオは、混信もなく、きれいに受信をしています。何故、スーパーのように、複雑な回路を用いるのかを、この混信の話から、持って行こうと思ったのに、これ以上の複雑な回路は要らないといわんばかりにきれいになっています oTL

先人の知恵は、ワタシの浅知恵の及ぶところではないようです、トホホ。