ちひろは、朝起きて、勉強する習慣を身につけるために、と、NHKの基礎英語1を聞き始めた。基礎英語を聞くに当たって必要なものは、もちろんAMラジオ。リビングに置いてある、ミニコンポのラジオ機能をアテにしていたのだが、これが全く役に立たないという大誤算 oTL
ノイズが酷くて、英語の発音はおろか、そもそも何を言っているかさえ判らないような状態で、全く使い物にならない。我が家はどでかいマンション群の影になり、テレビが視聴できない、難視聴地域に当たる。この関係でAMラジオは聞けないのか?と、断念しかかったときに、30年ものの電子ブロックで組んで放置してあった、1石レフレックスラジオ(トランス負荷)(回路No.45)のスイッチを入れたら、なんと、十分にクリアに受信するじゃないですか!!
と、いうわけで、彼は今、電子ブロックで毎朝、ラジオを聞いているわけですが、電子ブロックじゃあ、うっかりバラしてしまったら、組み直さなきゃ聞けないし、何より30年も前の部品が果たしていつまで正しく機能するか判らないという不安さもあります。
丁度、無安定マルチバイブレータの次の獲物を探していた所だったので、いっそ、自分でラジオを作らせてみたら、そしてそれで、毎朝、基礎英語1を聞いたらいいんじゃないかと言うことになった。
もちろん、今時、ラジオなんて買った方が安いのである。ダイソーやセリアなどの100円ショップに行けば、105円(税込)で、ラジオが売られているのである。それを、わざわざ、部品調達して組み立てようって言うんだから、酔狂なものである。それでも、自分で組んだら、アナログ回路の学習にもなるし、そうして組んだものを実際に活用するとなれば、それは大層すばらしいことじゃないか、とも思うわけで、とりあえず、ラジオ制作プロジェクトをスタートさせることになった。
snapper
すばらしいですね.
ぜひ,お父様が設計してあげてください:-)
できれば,5球スーパーとか?
#整流管だけはダイオードでも許してあげましょう...
hiro
別の所でも、「真空管か?」と突っ込まれましたが、真空管なんて使ったら、ワタシのお小遣いでは、管だけでまかないきれません oTL
5球も使ったりしたら、それだけで死んでしまいます。
しかも、ちひろにそんな回路を実装させるなんて...今ヤツにやらせられるのは、直流管くらいですよ。学研の大人の科学の真空管ラジオキットが関の山です(/_T)
ああ、半導体ってすばらしい!!
それはともかく、こうして、ラジオを作ろうと思ってみると、部品は扱いが寒くなってきているし、よくよく考えてみると、テレビはデジタル、FMもデジタルと、デジタル化の波が押し寄せていて、簡単に検波して、音声化出来るアナログ放送があるってことは、電子工作の入り口としてもとても貴重なことだと思いました。
まぁ、なくなっちまったら、トランシーバでも作るんでしょうけれど、自分で飛ばしたものを受けるというのもエキサイティングではありますが、そこにある電波を受信して、聞くことが出来るって言う体験は、やっぱり違うと思うんだヨなぁ。