出張前に激痛を発してくれた虫歯。詰め物の下で虫歯が進行していたのに気づかずに、出張前日に激痛という、最悪の展開を迎えました。「気圧が下がると痛むって。」と、片道12時間超の飛行機での往復を伴う出張に、暖かい言葉で送り出してくれた友人たち。幸いにも「気圧が下がると」は、無重力だとブーメランは戻らない、に近いガセっぽい話だったようで、元気に機内食も、口を半分だけ使って食べ、出張中もしっかり食べ、帰国するやいなや、歯医者に駆け込むまで、あまり、痛んだり障ったりもしないで、過ごすことが出来ました。
出張前日の見立てでは、「神経にさわるかさわらないか位まで進行しているので、削ってみて神経が出てしまうようだったら、神経を抜きましょう。」ということだったので、神経抜かずに済むことをひたすら願い続けていましたが、軽く麻酔して、詰め物を外したら、削るまでもなく、神経がこんにちは、だったそうです oTL
一応ちょっと、削ってみたのですが、麻酔しているのに、脳天に突き抜ける激痛ですよ、ええ、激痛。更に麻酔を追加して、完全無痛の状態で、神経を抜くことが決定。神経を抜く−この言葉から想像する作業は、なんか糸みたいな神経を、引っ張って、ぷちっとやるような感じみたいですが、実際にやることは、神経ごと歯を削ってしまうということです。
麻酔が効いているので、歯そのものの痛みは全然ないのですが、口を開けているのが苦痛になるくらいの間、歯を削られ続け、なにやら、紙ヤスリみたいなもので、ごしごしとこすられ、さらに、「細かな神経は取れないので」と、神経を殺すという薬を歯に詰められて、「痛むかも知れませんから、痛んだら痛み止めを。」と、痛み止めを処方してもらい、帰りました。
夕方、7時頃に治療は終わったのですが、9時頃までは元気だったのです。麻酔が効いていたから。麻酔って、急激に切れるんですね。いや、親知らず抜いたときも麻酔しましたが、五分で抜けちゃう程度の親知らずだったので、切れても別に痛みなんてなかったんですが、この神経を削り取った抜いた歯は、痛いのが、その歯なのか、その前の歯なのか、それともその上の歯なのか、あごの骨なのか、後頭部なのか、それとも肩なのか。もうあまりにあちこち痛いので、速攻で痛み止めを飲むも、効いてこない効いてこない。電話会議があったのに、「歯が痛くて死にそうです」みたいなメールを送ってブッチして、痛みに悶絶していました。まぁ、夜中過ぎには意識がなくなっていたので、多分、痛み止めが効いてくれたのでしょう。そして、痛みを感じるところがほとんど死滅したからなのか、朝にはほとんど痛みがなくなっていました。
一週間後、といわれて、翌週に行くと、神経がちゃんと死んでいるか確認するために、歯根をぐりぐりやられまして。初めのうちは、無痛だったのですが、そのうち、再び脳天を揺るがす激痛が。「痛いですか?神経死にきってないみたいなので、もう一回薬入れておきますね。」と神経抹殺薬を再封入して、帰宅。なんだかあごがまた、痛くて、げんなり。
そして、昨日、再び治療に行くと、今度は歯根をグリグリされても大丈夫。ようやく、中に詰め物をされて、レントゲンを撮られ、「次回から土台を作っていきます。」と説明されました。土台作って、型とって、詰め物を作って、詰めて完了ということになるらしいのですが、あと三回?
一ついえることは、マメに検診を受けていれば、神経を抜くような治療を必要とする前に、発見されていたであろうはずの虫歯。痛くなってからでは手遅れなので、ちゃんと、検診に定期的に行かないとダメだな、と痛感しました。いや、ホント、文字通り、掛値なしで、痛感。痛かったもの。皆さんもどうぞ、歯も大切に。虫歯になんかなっても、ブログで痛い自慢するくらいしか、いいこと(?)なんてないですから。
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