YASHICA ELECTRO35GLをレストア
最新のデジカメと、どんな違いが出るのか興味もあったので、同じ場所で、EOS 40Dでも、ほぼ同じ画角になるように撮影してきました。35GLの写真は、CANON MP960のフィルムスキャン機能を使って、デジタル化して、少し色温度を上げてあります。
最初の写真は、ガーデンプレイス裏手にある案内板です。この日は、午後過ぎまで曇りで、つまらない空だったのですが、夕方にかけて、急に天気が回復してきたので、青空というか夕焼けというかを背景に撮って見ました。いわゆるダイナミックレンジの大きさが要求されるシーンですが、こういうとき、フィルムは強いですね。左が35GLで、右が40Dです。暗いところから、明るいところまで、綺麗に階調が出ています。
35GLは、COLOR YASHINON DX/40mm/F1.7固定で、絞り優先AE、フィルムはDNP CENTURIA 400を入れて、F/16で撮影しました。EOS 40Dは、これに合わせる形で、TAMRON A16を24mm(38.4mm相当)、絞り優先AE、ISO-400、F/16.0、1/160秒, AWBでした。
恵比寿ビアステーションをグラススクウェア側から撮ってみました。西日を背中にしょっての順光なので、青空が綺麗に出ています。EOS 40Dの方が、シャープというかかっちりした像なのに対して、ELECTRO 35GLの方が柔らかい描写のような気がします。気のせいかもしれませんが。
撮影データは、35GLが、DNP CENTURIA 400, F/8.0で、40Dが、TAMRON A16, 24mm(38.4mm相当), F/8.0, 1/400秒, 絞り優先AE, AWBです。
これは、グラススクウェアを逆光気味に撮ってみたものです。TAMRON A16は、ディジタル専用のレンズで、しかも逆光に強いものなので、このくらいの条件はものともしませんが、COLOR YASHINON DXは、流石にややフレア気味に写っているような気がします。単にフィルムがざらついているだけかもしれませんが。特に気にするほどのものでもないでしょうけれど。
35GLはDNP CENTURIA 400、F/8.0で、40DはTAMRON A16 24mm(38.4mm相当)、ISO-400、絞り優先AE、1/125秒、AWBで撮影しています。
とりあえず、モルトの張替えはうまく行ったようで、光が入り込んだ心霊写真を撮らずに済みました。今回 ASA 400のフィルムを入れたことで、昼間は絞りを8程度までしか開けられず、被写界深度の浅い写真を撮ることが出来ませんでした。ので、今回ISO-100を買ってみました。面白い写真が撮れそうなら、NDフィルターの導入も検討すべきかも。
ただ、画角や最短撮影距離などを考えると、マクロ的に使うのは難しそうだし、ポートレイトやスナップ向きのカメラなのかなぁとも思いますので、被写界深度を浅くするのはどのくらい必要性が出るかは疑問でもありますが。
何にしても、まだまだ、色々と遊んで見甲斐のある、カメラです。
しばらくは連れて歩くことが多くなりそうです。
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