たったひとつの冴えたやりかた

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たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
ジェイムズ,ジュニア ティプトリー 浅倉 久志 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
早川書房 (1987/10)
売り上げランキング: 5377
おすすめ度の平均: 4.5
4 おっさんとしては第2話かな
4 タイトルに惹かれました
4 表題作のたったひとつの冴えたやり方

またまた、今更。三本の、<リフト>と呼ばれる、物語当時の連邦宙域北辺を中心とした短編を、後の世代の、コメノ(そういう種族。)のカップルが図書館司書モア・ブルー(やはりヒューマン(=地球人)ではない、なにか爬虫類的な種族らしい。)のガイドに従って、研究テーマとして読んでいくという設定で一本に纏め上げた作品です。表題作は、最初の一本。

いずれも、舞台は宇宙空間。二本はファーストコンタクトに関する話で、残りの一本は宇宙奴隷商人が出てきたりして、かなりスペオペ風味があふれているので、一般的日本人が想起するSFのイメージに近いのだろうと思います。おそらくは相当にとっつきやすい一本だと思います。