子育て:非正社員の負担際立つ 第一生命経済研第一生命経済研究所はこのほど、「子育て負担と経済格差」と題するリポートをまとめた。子供2人の養育費は平均で3126万円。非正社員の場合は生涯平均賃金の5割以上を占めることになり、1割強に過ぎない正社員に比べ、負担の大きさが際立った。
リポートによると、非正社員の男性の生涯平均賃金は6176万円。子供2人の養育費は50.6%を占める。夫婦共働きでも、2人とも非正社員の場合は、27.6%と3割近くを占める。一方、正社員の男性の生涯平均賃金は2億4221万円。子供2人の養育費は12.9%にとどまり、夫婦ともに正社員の場合では7.9%に低下する。
この記事、ふんふんと読みました。子育てってカネがかかるなぁ、ということと、へぇ、生涯働くと、そのくらい、もらえるものなのかということ。が、ちょいと疑問も。
正社員の生涯賃金2億4221万円には、税金や社会保険料は含まれているんでしょうか。いるような気がします。手取りが2億4221万円ってことではないような。この辺のコストも見れば、この「一割に過ぎない」というのもちょっと違うような気がします。非正社員はこのあたりのコストが相対的に下がりますから、養育費の占める割合なるものも、格差は相対的に縮小するような気もします。あくまでも、もし、提示されている数字が手取額でなかったら、という話ですが。
数字を出されると、説得力がありますが、こういう数値データって、提示する側が誘導したい結論を導きやすいように選ばれていることもあるので、読み解くときに注意が必要です。で、結局どっちなんだろう?
KEN3
自分の場合で税金込みで計算すると、おおよそこれくらいになるから、税込みの生涯賃金かも知れませんね。
でも、私の会社の賃金は安いから一般的には抜きか?
どちらにしても書いてないから分からないね。
しかし、普通に読んじゃうとそのまま納得しちゃいそうなのでhiroさんのように数字マジックにだまされないように注意するのが肝要ですな。(^^;
hiro
多分、税込みだと思うんですよ。税金や社会保険料を差っぴくと、多分、差が小さくなって、それほどセンセーショナルじゃなくなるから。
勿論、就職支援だって重要です。子育て支援もね。だから論旨自体はいいのですが、ちょっと数字の使い方が気になったもので。
この記事に限らず、数字は気をつけないと、色々なトリックを孕んでいるんですよ。使い方一つで簡単に相手を丸め込むことが出来るものですから。