コピーワンス−緩和されるのか?

地デジのコピーワンスを見直し。「EPN」運用へ
−12月までの検討状況公開を求める

 総務省は1日、情報通信審議会15回総会を開催。総会では「地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割」の第3次中間答申が提出され、地上デジタル放送におけるコピーワンス運用を見直し、出力保護付きでコピー制限無し(EPN運用)の導入を前提に検討を進めるよう求めている。

 中間答申では、放送番組を「EPNの取り扱いとしていく方向で検討し、12月までのできるだけ早期にその検討状況を公開すること」を要請するとともに、受信機メーカーにも、コピーワンスにより生じるムーブ失敗などへの対応のあり方を検討し、12月までの早い時期に検討状況を公開するよう要求している。

権利者とやらの権利ばかりを過剰に保護している感のある、コピーワンス規制を緩和する答申が出されたそうです。EPN(デジタルデータの著作権保護法式の一つで、再生機能を持った特定の機器でのみ再生が可能なように放送信号そのものを暗号化する方式。詳しくはこちら。)による方法が提案されているそうです。EPN化することで、データのコピーに制限はなくなりますが、再生は特定の機器にのみ制約されるので、無制限なデータの配布などを防げるのだとか。但し、この「特定の機器」になるために、テレビや録画装置に追加機能の搭載が必要となるので、家電業界が反対しているのだとか。また、この文脈のように機能するためには、PCには再生可能なカードなどを搭載できないことが前提となるようにも思うのですが、どうなんでしょうか?

いずれにしても、後付で色々買わなければならなくなると困るので、このあたりのゴタゴタが片付くまでは、デジタル放送関連の機器の購入は見送りかな。アナログ停波までこのままだったりして?! (--#)