「ワンセグ」の認知度は5割強
調査はマイボイスコム運営のコミュニティサイト登録者に対して実施され、有効回答数は6,045人。男女比は、男性49.1%、女性が50.9%。年齢・性別で見ると、男性は10代533人、20代609人、30代638人、40代630人、50代568人、女性は10代532人、20代650人、30代724人、40代611人、50代550人。地域別では、関東圏1,114人、関西圏1,055人、中部圏595人、地方圏(宮城)423人となっている。
なんだ、五割強も知っているなら、認知度はそこそこあるんじゃないのと、思ったあなた。これは多分間違い。この種の調査は母集団が重要な意味を持つわけですが、この調査の母集団は、「マイボイスコム運営のコミュニティサイト登録者」で、つまり、ウェブベースのコミュニティサイトに登録しているという、ある意味偏った母集団なのです。つまり、はじめからある程度、こういった、新しいものに関心があると考えられる人たちで、結果はそっち方向へバイアスがかかっていると見なせるからです。そういう集団で半数近くが認知していないというワンセグは、まだまだ認知度が低いなというのが、読み方ではないかと思います。
そもそも、ワンセグっていう、言葉がよくないと思うんですよ。ワンセグは「1セグメント」から来ていて、つまり、ディジタルチャンネルひとつ当たりに割り当てられる13セグメントの帯域のひとつを使って、配信するから「ワンセグ」なのです。しかし「ワンセグ」本来の意味には、別に放送やテレビに関係する内容が一切含まれて居ないわけで、これからテレビを想起しろっていう方が無理があるってものです。
名は体を表す、といいますが、この名前は、あまりにセンスがないなーというのが率直なところでしょうか。キャッチーな感じの名前が欲しかったんでしょうけれど、もう少し練った方が良かったんじゃないですかね。まぁ、本運用が始まれば、いずれ認知されていくでしょうけれど。
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