外からスイッチを制御する(1)

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さまざまに疑わしい要因があるものの、サーバの頓死に関する、決定的な原因がつかめないままにいます。ひとついえることは、今のところ、リセットをすれば、回復するということです。リセットは、自宅にいるなら、マシンのリセットスイッチを、えいや、っと押すだけですから簡単なのですが、出先で頓死に気づいたときにはどうにもできません。しかし、半日以上頓死したままにしておくのは、精神衛生上もよくないので、解決策を何か考えなければなりません。

要は、リモートリセットスイッチを作ればいいわけです。幸い、サーバマシンの脇には、バックアップストレージ兼バックアップサーバとして、玄箱があります。こいつで制御できるリレー回路を作って、そいつを、サーバのリセットスイッチに直結すればよさそうです。

実は、この種の回路は、以前いた会社ででっち上げたことがありました。PCのパラレルポートの信号で、駆動するリレー実験用のワークステーションのリセットスイッチにつなげて利用していたのです。玄箱は、パラレルもシリアルも標準では持っていませんが、シリアルは、内部から引き出すことができるそうですので、この改造のための部品と、リレー回路の部品(リレー、回路保護用のダイオード、シリアルの信号の1だけを通すためのダイオード、シリアルの信号でリレーを駆動するための増幅素子としてトランジスタ……といったあたり)を物色して、くみ上げれば、あとは簡単なソフトウェアで野望は実現できそうです。

早速、秋月あたりで部品を探そうと、ウェブを泳いでいると、けったいなものがあるじゃないですか。IP Power 9020(写真)。この装置は、4セットのリレーをコントロールするためのデバイスで、イーサネットにつないで、TCP/IPでコントロールできるようなのです。玄箱の改造をしないでも済みますし、値段も4,300円と、それほど高くありません。これで遊んでみない手はない……と、勢いで買ってしまいました。

しかし、少々気になることがあったので、保険として、オリジナルプランのための部品も調達しました。気になることというのは、このIP Power 9202は、ウェブサーバ機能を持っていて、ウェブ経由でスイッチを制御するのが基本的な使い方なのです。これ以外に制御方法がないとすると、ちょびっと厄介かつつまらないということになります。に対して、そんな重要な制御をダイレクトに公開することなんて恐くてできないからです。一応パスワードによるプロテクトはかかっていますが、httpsでもない、平文での認証は当てになるとは言いがたいものです。とにかく、勝負は、モノが届いてからです。(知人に秋葉原へ行くついでに、買ってきてもらったので、入手したのは一昨日頼んで、昨日なのです。)...つづく!?