Curusoeはやっぱり漂流する定めなのか?

Transmeta、Crusoeを香港企業に売却

香港のCulturecomはCrusoe製品ラインを買い取るとともに、130ナノメートル版Efficeonの技術のライセンスを取得する。

Crusoeのもたらした功績は、クロック向上以外に全く頓着しなかったインテルに、モバイル向けのCPUを作らせたこと……ということになるのでしょうか。皮肉なことに、Crusoeは漂流することになってしまいましたが、インテルがCrusoe対抗としてはじめた、PentiumMは、今ではインテルのメインストリームを支えるまでになろうとしています。

我が家にはCyrix 5x86だとかAMD AthlonXPだとか、VIA C3だとか、非インテルなx86アーキテクチャのマシンがごろごろしていますが、Cursoeも、二年ほど前までおりました。CasioのFIVA MPC-206がそれでした。CPUの半田剥離という哀れな最期を迎え、ヒートガンで修復を試みるという友人の所にドナドナされていきましたが、省電力、ファンレスで長時間のバッテリー駆動が可能ないいPCでした。

その後TM5800の投入の遅れや、Efficeonがイマイチぱっとしなかったこと(性能的には悪くないとしても、あえてPentiumMではなくコレを採用したいと思わせるほどのインパクトはなかった)などが、この結果を招いたのでしょうけれど、なんとも寂しいものです。名前がよくなかったのかなぁ? > Crusoe