パソコン通信の終わり

ニフティのパソコン通信サービスが終了へ

NIFTY-Serveが10周年を迎えた1997年4月に発表されたロゴマーク
 ニフティは16日、「ワープロ・パソコン通信サービス」を段階的に終了すると発表した。

ニフティ・サーブといえば、PC-VAN、ASCII-Net、そして日経MIXなどと並んで、パソコン通信の日本における草分けのような存在だったわけです。ここ数年で、サービスの実態はほとんどインターネット上に移行していたとしても、細々と存続していた、パソコン通信がいよいよ終わりのときを迎えたんだと、思い知らされるようなニュースです。

実は、ニフティはあまり使ったことがありません。シェアウェアの送金(GO SOUKINでしたっけ?)を利用するためだけに一時期加入していましたけれど。僕にとってのパソコン通信は、今は亡きASCII-Net PCSだったり、スタジオ☆Femyだったり、ZOB Station BBSだったりするわけです。

インターネットが一般に広まる前には、ハンドル名というゆるい匿名性(実際にはオフなどが頻繁にあって、ほぼ匿名ではなかったのですが)と、半開きになったコミュニティは、ちょうど今のソーシャルネットワークなんていうのに似ていたのかもしれません。(ソーシャルネットワークなるもののサービスを経験したことがないのでわかりませんが)