文字がない

コンピュータで利用できる、日本語の文字セットというのは、少なからぬ不足を抱えています。人名などには、特に困ることが多いですね。

以前、高校の同窓会の名簿の編纂に携わったときには、文字がない人は「」(ゲタといいます)をあてて、別途、印刷所側で、適切な活字を拾うということにしていました。

新聞などもおそらく、似たようなことをしているのでしょうが、印刷された媒体ではないものを利用して、ニュースを伝えると、なんとも妙な感じになります。

レトルトカレーにゴム手袋が混入されたために自主回収するというニュースなのですが、その本文は、こんな妙なことになっています(^^;
ハウス食品は28日、同社が製造・出荷したレトルトカレー「●●(カリ)屋カレー」の一部に、ゴム手袋の破片が混入している恐れがある、と発表した。
(中略)
 回収対象となるのは、「●●屋カレー」シリーズの「大辛」で
(中略)
 最初のが「口」へんに「加」で、次のが「口」へんに「厘」

いや、仕方ないんですよ、ええ、もちろん(^^;
それでも、これだけ「●●」がちりばめられると、妙な伏字のようにも見えてきて、なにやら奇妙な印象を受けてしまいます。

どうやっても、仕方ないのかもしれませんが、●とか○、×、■などよりも、〓の方がまだましではないでしょうかね?