Linuxで日本語入力といったら基本的にはfcitx5 + Mozcで概ね不満はなかったのですが、最近Hazkeyというのが話題になっているらしいじゃないですか。元々は、MacOS/iOS用に開発されていたazooKeyというエンジンをfcitx5で動くようにしたものだということで、ライブ変換とAI変換とが売りらしいです。
とりあえず、Ubuntu + x86_64にはパッケージがあるので、これを拾って導入してみました。
fcitx5でhazkeyを追加して、あとはhazkey設定ツールでZenzaiサポートを有効化すればいい。
Zenzaiの有効化は設定ツールのほうで行う必要がある。初回はモデルが存在していないので、モデルを取得するところから始まる。UI上のボタンを押せばいいだけなので特に難しいことはない。容量も80㎆もないので構える必要もない。
ただ、この機能を使えるPCは限定的だと思われる。私は、いささか旧式とはいえRyzen 5G+32GBのシステムで最初試したのだが、CPUに組み込みとはいえそこそこのGPUを持っているのでAI処理に十分耐えられるものだったが、これをSurface Goでやったら、キー入力ができなくなった。fcitx5も再起動を繰り返すという泣きたくなるような状態になった。
まず、fcitx5が再起動してきたら、慌てずhazkey以外のものを選び、しかる後に設定ツールを起動して、そっとAIをオフにすれば入力はできるようになる。ライブ変換は依然有効であり、快適な日本語入力を体験できるが、AIによる高度な文脈依存の変換はできない。そこをどう考えるかだが、特にAIがなかったとしてもMozcに比べて変換精度が悪いわけでもない。
むしろ弱点は、開発途中のためユーザー辞書が使えないことだろう。その辺は今後の発展に期待したい。
とにかく、既存の日本語入力に不満がなくても、一度試してみるべきツールだと思う。


コメント