ヒヨドリは日本の留鳥で、渡らずに一年中いるはずですが、猛烈に暑かった今年の夏は、町中からすっかり姿を消してしまっていました。
きっとどこか涼しいところで過ごしていたのでしょう。暑ければ涼しいところへ行きたいのは生き物として当然ですから。
そして、猛暑がひと段落したあたりで、町中に戻ってきました。「ギャー」というあの、独特の鳴き声が聞こえるので間違いないのですが、臆病なヒヨドリは、葉の生い茂った木に留まっていることが多く、声はすれども姿は見えず。そして、写真におさめようと近づいていくと、さほど近づいていなくても、気配を察知してか、飛び去ってしまうんです。飛ぶスピードは弾丸のごとしで、あっという間に、射程圏外です。
それでも、秋が深まり、というか、いきなり冬かよ?というような寒さと、夏日とを繰り返すような季節になり、木々の葉が少なくなりはじめ、隙間から、その姿をとらえられるようになってきました。
夕方、散歩しているときにも、ジョウビタキっぽい鳥もいたので、冬鳥の季節がやってきます。
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