SBCが

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自宅のwebサーバ(というかリバースプロキシー)は、長らくTinker Boardがやってきたのですが、どうも電源まわりが不安定になってきているし、TinkerOSの更新も見込めないので、これをArmbian化するよりは、新しいSBCを買って、そっちに機能を移行しようと思いました。

が、昨今の半導体不足のせいなのか、SBCの類が軒並み10,000円超えているではないですか。

となると、あえて、ARMアーキテクチャにこだわって、SBCを選ぶ意味が薄くなってきます。

なので、検索範囲を少し広げて、安いx64のシステムも視野に入れると、SBCと同程度の価格で選べる製品もあるじゃないですか。

とりあえず、考えている機能はリバースプロキシーなので、そんなにパワフルでなくても十分です。

ということで、BMAX B1を選びました。

2コアのCeleronに4GBのメモリ、64GBのeMMCという構成。一応Windwos10が入っているようですが、どういうわけか、PINを作成するといってずっとぐるぐるして進まず、Windows10をセットアップすることができませんでした。一応回復ドライブを作っておこうかとおもったのですが。

まあ、このPCをWindowsで運用する日は来ないと思うので、思い切って、Ubuntuサーバをインストールしてしまいます。BIOS画面の呼び出しが、多くのPCがそうであるF1やF2、あるいはINSなどではなく、ESCというのがトリッキーですが、USBメモリから起動するように設定して、すっきり上書き。64GBしかないのに、Ubuntuは / をRAID構成にしてくれます。

どのみち、さすがに64GBではすぐにディスクが溢れそうなので、M.2 SATAのSSDを増設しておきます。

ぶっちゃけた話、Tinker Boardよりはるかに動作は軽快ですし、普通にUbuntuが使えますので、アップグレードも安心です。SBC向けのRaspberry Pi OSやら、Armbianやらは、お遊びマシンでやるならそれもまたいいのですが、サーバのようなものの場合は、安定して、OSを更新していける方が大切です。となれば、普通に、x64を選んでおくのは無難ではあります。

価格的にも、最早、ローエンドのx64とARMベースのSBCでは違いがなくなってきているので、無理に茨の道を行く必要はないのかなと思います。