サーバーを新調する

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長らく自宅における主力サーバとして活用してきた Vine Linuxのサーバーを置き換えることにしました。何しろパッケージが更新されなくなって久しいので、セキュリティ的にヤバいのは自力で入れ替えていたんですが、あまりに手間がかかるので、ディストリビューションを変えることにしました。

あれこれ、サービスを詰め込んでいたサーバなので、新しいハードに新しい環境を構築して、少しずつ移行することに決めて、ハードの選定を始めたの一月のこと。現行サーバと同じくMini-ITXにケースとメモリとHDDとSSDなんて考えていたら、5~6万くらいになりそう。もう少し安くならないかなと、思っていると、第五世代Core i3入りのNUCが15,000円弱で売られているじゃないですか!

これに、M2 SSD 500GB、2.5"HDD 2TB、8GBx2 DDR3L 1600をつけて、40,000円いかないなんて!世間では第11世代CoreのNUCが登場していますが、サーバなのでそこまで性能は必要ありません、多分。

組み立ても、蓋あけて、組み込んで、閉めて五分ほどで完了。なんてこった。

ディストリビューションは迷ったものの、Ubuntu 20.04 LTSに。移行するついでに、プロセスも整理していくことに。Nginx+Apache2だったウェブもNginx一本化します。Mastodonのバックエンドもminioを新しくし、PostgreSQLも普通に新しいものに。

MovableTypeのバックエンドであるMySQLを5.1から8にするのがかなり手間でした。5.1のDBをそのまま8に持ち込むのは難しいらしいので、いったん 5.7を経由します。Vine Linuxには5.7は VineSeedにもないので、自力でビルド。5.7へmysql_upgradeします。

それをmysqldumpして、新サーバのMySQL 8にリストアして、mysqld --upgrade=FORCEします。MySQL 8では mysql_upgradeは廃止で、mysqld --upgradeをすることになったようなので、こうします。これで、MySQLの引っ越しが完了。こうしてMovableTypeを以前同様に使えるようになりました。

まだ、メールやらなにやら残っていますが、もう一息。頑張って片付けよう!