PowerShot ZOOM

Makuakeでわずか6時間50分で1,000台完売した、キヤノンのPowerShot ZOOMが手元に届きました。よって、開封の儀です。


荷物はクロネコヤマトで届きました。箱にはキヤノンのロゴが入っていました。今日は故紙回収だったので、出してしまいましたが。

中には、本体の箱、USB PDのアダプタ、クリアファイル、キヤノンオンラインショップで使えるクーポン、明細書が入っていました。本体の箱は見るからに国内向けではないです。日本語ほぼなし。まあ、別に、国内向けのパッケージじゃなくても問題はないだろうと、この時は思っていました。

箱の中には、本体、USB Type Cケーブル、ストラップ、多言語説明書が入っています。microSDはないので自分で用意です。

余談ですが、ケーブルはUSB2.0相当です。充電用としては十分でしょう。

充電用のAnker PowerPort Atom PD1、microSDカード、そして本体。サイズ的にはポケットに突っ込めるサイズです。

厚みこそ、倍近いですが、他はiNSPiC RECとよく似た感じです。広角はiNSPiC RECで、望遠はPowerShot ZOOMで、と住み分けで運用ですね。

さて、本体にmicroSDカードを挿入し、電源投入です。メニューは、EVFに表示されますから、EVFをのぞきます。日付と時刻の設定画面が表示されています。ただ、日付はdd/mmm/yy形式でタイムゾーンはロンドンになっており、言語は英語と、ここでも国内向けの仕様ではないことが分かります。

日時の設定中に、日付のフォーマットとタイムゾーンも設定できます。yy/mm/ddで東京にしておきます。日時を設定すると起動しますが、メニューから言語を日本語に、そのほかの設定もしていきます。

メニュー自体はキヤノンのカメラに慣れている人には違和感のない構成になっています。ただ、メニュー項目の移動が、PHOTO(↑または←)、REC(↓または→)と、ZOOM(SET)、そしてMENU(戻る)だけなので、かったるいです。頻繁にいじるものではないでしょう。なぜか、露出補正があるのですが、操作性を考えると、ちょっと......。

再生もこのメニューから行うので、撮った写真を本体で確認するのは面倒です。再生ボタンだけはあった方がよかった気もします。まあ、Camera Connectでスマホから再生すればいいだろうってことなんでしょうけれど。

けれど、ここで、疑問が。箱および本体下部、更にはメニューにある「認証マーク表示」のどこにも技適マークがないのです。あれ、これ、Camera Connectに繋いでいいの? 国内向けのユニットなら、多分、箱と本体下には技適マークがあるでしょう。が、このパッケージは? 問題ないだろうと思った非国内向けパッケージの思わぬ弊害です。キヤノンに問い合わせてみていますが、対応待ちですね。

撮影自体は電波出さないので技適マークの有無に関係なく使えますが。

ボタンはクリック感がありますがシャッター、すなわちPHOTOボタンだけ、半押しでAFの関係で半押しまでがやたら軽くそのあとのストロークも浅いので違和感があります。またシャッター音がないので、撮った感がありません。これ結構戸惑います。慣れるしかないのかな?

シャッター音はないですが、電源入れるとファンが内部で回るような小さな音がし続けます。静かなところでは気になるかもしれません。

ズームは早いです。100mm→400mmと800mm→100mmの切り替え時には、ズームイン・ズームアウトします。400mm→800mmはデジタルズームのため、ぱっと倍率だけ切り替わります。ズーム間に露光できないかとトライしてみましたがダメでした。下手なだけかもしれませんが。

アスペクト比は4:3固定。残念。3:2にしてほしかった。センサーは1/3インチのため昼間の室内でも陰になっている方に向くとEVFはざらざらです。写真はそこまでノイジーではありませんが。明るいところでは、EOS M5のEVFと比べても見劣りはしないです。ただ、早くパンしたときはやや残像が気になるかも。

とりあえず、あとで夕方のペロ散歩のときに少し作例をためてきたいと思います。

何にしても、他にあまりないコンセプトのカメラなので、どういう使い方がはまるのか、どんな写真が撮れるのか、そんなところを探ってみたいと思います。