EOS M5

キヤノンがようやく重い腰を上げて本腰を入れ始めたミラーレスの最新機種です。買いました。発売日に。EOS M初代からの更新です。

AFはHybrid CMOS AFから、Dual Pixel CMOS AFに変更になったので、EOS 70Dや80Dのライブビューと同等のフォーカス性能になります。ここに、軽量なEF-Mレンズを組み合わせると、ストレスのないAFでの撮影が出来ます。

EVFは正直ギリギリレベルですが、ファインダーを覗いて撮影するというのは、手ブレに対して、かなりの安心感を与えてくれます。また、日差しの強い場面などで、背面モニターが見づらい状況での撮影もOKです。

背面モニターは上下にチルトするので、ハイアングルやローアングルでの撮影にも対応可能です。背面モニターとEVFはEVFの横についている近接センサーで自動的に切り替わるのですが、背面モニターを上向きにチルトしてローアングルで撮影しているとき、モニターにタッチして操作しようとすると、近接センサーが作動して、EVFに切り替わってしまう場所があって、ここは、かなりイケてない部分です。

数日前に、キヤノンから、購入者特典のマウントアダプターとカメラボディケース&ストラップが送られてきました。ストラップは、カッコイイのですが、滑り止め加工がないので、今のところは純正品を使い続ける方向で。ボディケースは、なかなかいい感じなのでつけています。

標準レンズのEF-M 15-45mm F3.5-5.6 IS STMは旧標準ズームのEF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMより広角側が広がったモノの、望遠側が10mmも短縮しており、どうかなと思ったのですが、実際の使い勝手においては、広角側が広がったことによる、利便性の拡大の方が望遠側の縮退を上回っており、また小型軽量であることも、この小さなボディを取り回すとき、また持ち運ぶときにも相応しいと感じます。EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS STMも考えたのですが、スナップシューター的な使い方を考えると、それほどの望遠はなくてもいいのかな、というのが今の感想です。

ダイヤル類が増えたので、露出補正や、設定変更がやりやすくなってありがたいです。電子水準器は、EOS 70Dでは左右のみだったのが前後方向も加わりました。ただ正直、前後方向はそれほど重要ではないなと思います。あっても邪魔ではないですが。

内蔵のポップアップフラッシュはGN 5なのでオマケですね。実際、一度くらいしか使っていません。そもそも、今時のデジカメはISO6400くらいまでは常用レベルなので、フラッシュ撮影はしないですね。

WiFiによるスマホとの接続は、EOS 70Dよりもかなり便利になっています。カメラ側から写真を選んで送信できるので、スマホ側で一覧を取得待ちする必要がなくなりました。なのでさっさとつないで転送して終了できるので、電池もあまり喰わない印象です。Instagramなどへの撮って出しがやりやすくなりました。