PENTACON 30mm/F3.5

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すっかりギズモンショップに勢いをつけられて、ヤフオクなんか漁ったりして、PENTACON 30mm/F3.5なんていうレンズをゲットしてしまいました。

ギズモンショップがロシアのデッドストックを買い付けてきているため、ロシア製のレンズが中心であるのに対して、ヤフオクは、より広範な品揃えとなっています。

PENTACONは、東ドイツ(German Democratic Repubric -- G.D.R)の光学メーカです。

当初、PENTACONの50mmを狙っていたのですが、30mmの方が割安だったのと、Canon APS-Cは、35mm換算するのに1.6倍するため、48mmとなり、50mmのレンズと似た感じで使えそうなのが良くてこちらにしました。実は、この焦点距離のレンズは、EOS Kiss DNを買った頃からずっと狙っていたんですが、SIGMA 30mm/F1.4 HSMくらいしか存在していなかったので、なかなか購入に踏み切れずにいました。オールドレンズバンザイですよ!

最短撮影距離も33cmとかなり寄れます。ワーキングディスタンスだと20cmくらいじゃないでしょうか? 絞りはこれもクリックストップなしの3.5~22。Industar 61以外は、F22まで絞れますね。もっとも今時のデジカメではこんなに絞ってしまったら、小絞りぼけでピンのない写真になってしまいますので使いどころはありませんけれど。(あえてそういう表現に使うというのはあるかもしれないが。)

5群5枚というレンズ構成は、貼り合わせを用いず、トリプレットの前方に凹メニスカスを配置する典型的なレトロフォーカスの広角レンズとなっています。従って、開放F値も3.5とエルノスターベースのモノなどに比べるとやや暗い感じです。

今時のコーティングならいざ知らず、5群という境界面の多い構成は流石に逆光耐性に問題がありそうです。

実際、逆光気味の写真では、こんな感じで、全体的にコントラストが低下しているように思います。まあ、この辺は割り切って使えって言うことなのかも知れません。