エコワン

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エネルギーミックスを考えて、まあ、色々、最適化していこうとか思っているんですよ。築十二年ほどになるわが家では、もう、給湯器がお釈迦寸前な感じなのです。既に、保守契約で交換可能な部品は全て交換済みなのですが、どうにも、調子が悪いのです。

オマケに、保守契約が、満十年を過ぎたところから修理については実費となっていたので、うまみももうなくなっちゃっていたのです。

使っていた給湯器は、ガスの、なーんの仕掛けもない普通の給湯器。このタイプはエネルギーの利用効率としては80%ほどになるのだとか。

なので、給湯器自体は、エコジョーズに変えることに決めていました。エコジョーズは、一次熱交換機で水を温めた排気が200℃ほどあるのを利用して、これで、水を予熱してしまおうというユニットなのです。排気は60℃ほどまで下がり、エネルギーの利用効率は95%ほど。理論上は、ガス代が15%ほど割安になるはずなのです。(給湯器を使う分に関して。勿論、ガスコンロなどで使った分には関係ない。)

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で、物色に出向いたら、リンナイが「エコワン」なる商品を展示していたんですよ。これは、エコジョーズユニットと、ヒートポンプによる湯沸かし/蓄湯システムをセットにした、ハイブリッド商品なのです。

要するに、ヒートポンプで45℃ほどに温めたお湯を50Lほどのタンクに貯めて適宜利用し、湯切れを起こしたら、エコジョーズで湯沸かしして、途切れることなく、お湯を使うというシステム。エコキュートのように100%電気でもなく、100%ガスでもない。いいとこ取り商品なのですが、どっちも使うので、ガス会社からも、電力会社からもイイ顔されない、扱って貰えない商品だとか。

ヒートポンプとエコジョーズをあわせて効率よくお湯を作り、かつ、エコキュートでは対応できない、全室床暖房などにも無理なく対応できるという優れもの。

と、いうわけで、こいつを導入してしまいました。エコジョーズユニットは、従来の給湯器とサイズ的な違いはありません。ただ、排気温が下がるので、予熱系の方で結露が発生するため、ドレーンパイプが必要になります。うちは、雨樋に直結する形で排水をしています。

あとは、ヒートポンプとタンク。ヒートポンプは、エコキュートと違って45℃程度までしか沸かさないので、エアコンのものとほぼ同じ。タンクも50Lなので、コンパクト。かつ、地震で倒れてあたりを破壊したりする危険性も少なくなります。

とりあえず、給湯能力は同じはずなんですが、新しくしたら、給湯圧が上がりました。あと、床暖もよりインテリジェントに制御されるようになっていて、温まりが早くなっています。とりあえず、初回の燃費などは、来てみないとわかりませんが、使用感は悪くないです。