太陽光発電生活スタート?

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昨年の震災ではいろんなコトを考えさせられました。特に、原発の事故は、原子力エネルギーの技術的な未熟さ、そして、目処の立たない核燃料廃棄物の問題など、様々な問題を浮き彫りにしてくれました。

現状の、原子力発電の技術のレベルで、このエネルギーに依存するのはあまりにも無責任過ぎるとは思うものの、電力への依存度の高い日本社会に於いて、ただ、「反対」と叫べば、依存がなくせるかというと全くそんなわけには行かないのもまた現実です。

子どもたちの世代に、危険な技術への依存を少しでも減らすことができるのであれば、そのわずかでも助けになるのであれば、と、太陽光パネルを設置することにしました。

少なくとも、太陽光で発電した分については、東電からの電力購入をしなくて済むわけで、その分について、原発への依存を押し下げることにもなるのではないかというわけです。まあ、微々たるものではあるでしょうけれども。

太陽光パネルの設置は、大体、以下のような手順になると思います。

  • 現調
  • 契約
  • 補助金の申請(あれば)
  • 設置
  • 系統連携

現調は、どのくらいパネルが設置できるのかとか、設置して十分に発電できるのかどうかなどを現地にて確認する作業です。南向きの、日当たり良好な屋根があることが肝心です。長い期間にわたって発電するのですから、あとからマンションなどを南側に建てられて、日がかげってしまうようなことがないことも肝心ですかね。我が家は幸い一種低層住宅地の中にあるので、この心配は極めて薄いのが嬉しいです。

契約や補助金の申請は、大抵は業者さんがやってくれます。我が家は、まあ、諸事情あって、自分たちでやりましたが。自分でやるといっても、必要な事柄の大半は業者さんが記入してくれてあったので、やったことといったら、名前を書いて、実印をついて、市役所の窓口や、J-PECあてに書類を送り出したというだけのことですが。

設置は、朝始めたら夕方に終わるという感じですかね。屋内の天井裏などのメンテナンス口や、分電盤のある辺りと、外は、屋根および、屋内に電力を送り込む接続箱を設置するあたりでの作業があります。電力メータも、売電用のものが新設されます。メータの新設は、電力会社の仕事になるので、太陽光パネルの施工業者とは別にやってきます。我が家では、たまたま、同日にやってきたので、一気に作業は済んでしまいましたが、場合によっては、メータの設置は後日というケースもあるかもしれません。

設置が終わると、系統連携確認という作業が、電力会社によって行なわれます。これが終わってはじめて、太陽光発電を稼働させることができます。逆に言えば、この作業が終わるまでは、太陽光で発電した電力は使うことができません。正確には、自律運転にて、1500Wまでの電力を引き出して使うことはできますが、家庭内の電力系統への供給や、売電は行なうことができません。

以上のハードルを全てクリアすると、太陽光発電生活がスタートするというわけです。