PS Vitaのコンテンツ管理

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PS Vitaは,Playstion Networkのアカウントとコンテンツを強く結びつけています。

メモリカードの中身が、PCなどからコピーされた写真や動画であっても、メモリカードの中に入ったならば、この管理から外れることは出来ません。

異なるPlaystation Networkに関連づけられているVitaにメモリカードを差し込んでも、従って、その中身にアクセスすることは出来ません。そういったメモリが挿入されると、初期化しない限り、それを利用することは出来ません。コンテンツにはアクセス出来ないのです。

データのメモリカードへの移入は、PS Vita自身でネットワークからダウンロードしたり、撮影したり、セーブしたりする以外は、PCにインストールされた、コンテンツ管理ツール経由、或いは、同じPlaystation Networkアカウントの管理下にあるPS3経由と言うことになります。

PCからの移入が可能なデータは、写真、音楽、動画、PS Vitaからバックアップされたゲームのセーブデータや、写真、音楽、動画などになります。

管理ツールにより、写真、音楽、動画、ゲームデータと種類別に関連づけられたフォルダーに格納されているファイルに、PS Vita側からアクセスしてコピーします。PS Vitaとコンテンツマネージャが連携して、ファイルの管理をします。

がっちりと、持ちこまれる、持ち出されるファイルを管理しているのは、メモリスティックを採用して、あらゆるファイルを持ちこめてしまったPSPの反省を踏まえてのことだと思われますが、非常に面倒くさいです。

久夛良木時代に、オープンにオープンにと舵を切っていたSCEIは完全に、クローズドな方向へと反転してしまいました。まあ、ゲーム機のコンテンツを守るためには必要な措置なのでしょうが、利便性という点からは非常に窮屈になってしまいました。

メモリカードも、おそらく間違いなく、カードリーダの類いなどは発売されないでしょうから、汎用のメモリとして利用されることもないでしょう。つまり、価格がこなれていくような可能性もほとんどないと言うことです。まあ、メモリスティックも価格の面では、SDなどに比べると全然こなれてきませんけれど。

PS Vitaはとにかく、コンテンツの保護が強固で、そのために、色々なものが面倒くさくなってしまっているというのが、率直な感想な訳です。

ただ、これは、このデバイスの面白さとは、直接は関係のないことなんですけれどね。おもしろいことなどについては、また改めて書きたいと思います。