
ラジオなどが鳴ることは鳴っていたので、生きていると思ったICアンプですが,結論から言うとここも死んでしました。
ケミコン抜けだと思われます。とりあえず、アンプユニットの裏側を覗くと、100uFが4つ、3.3uFがひとつ、そして、330uFがひとつ入っています。
手元には、100uFと3.3uFはあったので、とりあえず、330uFを除いた5つを交換してみることにします。
半田吸い取り線で、基板上の半田をはがして、コンデンサを引き抜いていきます。
何しろ、30年を上回る時間を生きてきた基板ですので、パターンも弱っていかねません。半田吸い取り器なんかで、ばちーんとやったら、パターンごと持って行かれそうですから。
なんて、思って、丁寧にやっていたつもりだったのですが、一カ所パターンが剥離しかかってしまいましたよ。危ない危ない。
動作検証用に、EXのNo.58「1石+IC電子小鳥(スピーカー式)」を使いました。ラジオは曲がりなりにも鳴っていたのですが、このあたりの回路や、FMシンセサイザーモジュールを使った実験がうまくいっていなかったもので、ケミコンのフィルターが、きちんと機能していなかった可能性が高いからです。
一応、電子ブロックminiでも、等価な回路を作って試してみました。トランスだけはEXから流用しましたが。
どちらも、同じような音で、鳥のさえずりを奏でてくれましたので、どうやら、これで、修理はOkだったようです。ただ、330uFと、あと1uFのブロックが未交換で残っているので、この部品も調達して交換してしまおうと思っています。
それにしても、死んでいたのがアンプICじゃなくて良かった。まあ、適当なIC持ってきて、基板から作り直してもいいと言えばいいのですが、手間がかかりすぎますから、あまりやりたくはないですからね。
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