アルコールフリーの

メルシャンがアルコールフリーのスパークリングワイン

メルシャンが発売するノンアルコールのワインテイスト飲料「メルシャンフリー スパークリング」=8月24日、東京都千代田区(金谷かおり撮影)(写真:産経新聞)

メルシャンは24日、アルコール分0.00%のワインテイスト飲料「メルシャンフリー スパークリング」を11月30日に発売すると発表した。ノンアルコール飲料市場の拡大を見込んで開発したもので、年内で1万ケース(1ケース=360ミリリットルで12本)の販売を目指す。
白とロゼの2種で炭酸を含んでいる。ブドウジュースと差別化するため、かんきつの香りがする成分を多く含むブドウ汁を開発。ワインを飲んだときと同じように、飲む直前の鼻先だけでなく鼻腔で香りを感じられるようにした。

ノンアルコールのビールテイスト飲料は、できの善し悪しはともかくとして、存在意義は理解できなくもない。あれは、他の、清涼飲料水とは確かに違うから。

だけど、酔わない梅酒とか、アルコールフリーのワインとかって、単なる梅風味のソーダだったり、ブドウ風味の清涼飲料水に過ぎないですよね。いくら「差別化をはかる」といっても、それはワイン風というよりは、ちょっと変わったブドウ風味の飲料に過ぎないわけで。

ワイン風というよりも、ワインにも負けないおいしいブドウ風味の飲料を作りました、っていった方が、ずっと消費者の興味を引くんじゃないかと思うんだけれど、どうなんでしょうね。だって、どんなに頑張っても、ワインの偽物、でしかないのだから、この位置づけだったら。