HOLGAで撮ってみたが

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折角ですので、EOS 40Dにくっつけて出かけてきました。f=60mmですので、APS-CのEOS 40Dに装着すれば、90mm相当。ちょっとした望遠です。同じ焦点距離のレンズにはEF-S 60mm MACROがありますので、それじゃあ、まず撮り比べから始めますか、と。

開放F値はレンズの表記を信じれば8です。なので、ファインダーは相当に暗め。正直、夜間の室内で照明の下では、かなり厳しい見え方です。露出補正のかけられる、ライブビューかなにかでないと使い物にならないでしょう。

というか。そういう状況下では、シャッタースピードも相当に遅くなるので、三脚をきっちり立てて使うことになるでしょうから、ライブビューでじっくりとやるのは、まあ、有りなのかもしれませんが。

というわけで、室外で、日の光の下でトライ。庭のあじさいを狙ってみました。全体的に、甘い感じ。階調の変化はなめらかで、悪く言えばメリハリがない。そういう印象です。トイカメラらしいといってしまえばそれまでですが。

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絞り優先AEで、AEまかせにすると、オーバー気味になるので、-2EV補正かけています。これで、ぎりぎりな感じ。EOS 7Dのように±5EV補正できるようなカメラか、でなければマニュアル露出で使うべきかもしれません。

条件をそろえるために、F8まで絞り込んだ、EF-S 60mm MACROでの作例を載せます。

ごらんのように、きりっとした感じに映っています。こちらも絞り優先AEなんですが、露出補正はナシで。

まあ、トイカメラ用のレンズと比べるには役不足でしょうけれど、こんな感じで、かなり違いが出てしまいます。

作例の差異はさておき、マニュアルフォーカスで使うのですが、F8まで絞り込まれているので、正直、ほとんどファインダー上ではパンフォーカスにしか見えません。どこもピンがあっているように見えてしまいます。

ライブビューでx10倍まで拡大してようやく、わずかなピンの変化がみてとれますが、まあ、概ねパンフォーカスだと思って撮っていいんじゃないかと思います。最短撮影距離は、どうやら 0.7mらしいので、あまり寄れませんが、その辺もトイっぽい感じ。